自己PRとは一体何を指すのでしょうか。また、オーディションを受けるうえで、自己PRをして、インパクトを審査員に与えるためには何が必要なのでしょうか。ここでは、オーディションを受けるにあたり、オーディションでの自己PRで、インパクトを与えるにはどうしたらいいのか、6つのポイントに絞ってまとめてみましたのでご覧ください。

オーディションでは、審査員が欲しいと思った人が一瞬で決まってしまいます。キラリと光る何かを持っている人が受かる・・・とは容易に想像がつきますが、キラリと光るものとは?これだけでは分かりませんね。では、具体的にオーディションで自己PRをインパクトのあるものにするにはどうしたらいいのか考察してみましょう。

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自己PRで審査員に強いインパクトを残す6つのポイント

芸能界に入りたい 親に言えない

自己PRで審査員に強いインパクトを残すには一体どうしたらいいのでしょうか?では、センスのある自己PRの作り方やヒントを具体的に考察してみましょう。これを読めば、具体的にインパクトのある自己PRをオーディションで披露できるようになるでしょう。

オーディションに向けて、やれることは実はたくさんあります。そして、気を付けなければいけない点もいくつか存在します。この章では、具体的になにをすればいいのか考察してみたいと思います。

ばっちり対策をした人と、なんとなく応募した人では、熱意も差が出ますし、当日の対応の仕方も変わってきます。また、一度や二度の落選で気落ちしていては、芸能界で生き残る事は難しいことも覚えておきましょう。

実は、無事にオーディションに合格し、事務所所属になっても、オーディションは続きます。また、事務所を変更する目的で、すでに事務所所属している人が同じオーディション会場にいる場合もあります。そんなわけで、ある程度実力のある人と同じ土俵に立つ可能性も否めません。

どんなに小さい仕事でも、一つ仕事を得るには、実力が伴わないといけないのです。それでは、次の段落から、6つに分けて具体的に自己PRで何をしたらいいのかについてご紹介します。

自己PRポイント1:自己紹介と自己PRは違う


自己紹介と、自己PRは大きな違いがあります。自己紹介では、名前や所属事務所、年齢などをただ羅列するだけなのですが、自己PRでは、テレビ番組で、ゲストが出てきたときにやるような仕草がヒントになります。

「どーもどーも、私は〇〇です!今から変顔をしたいと思います!(もしくはすでに変顔をしている)」なんて風景をよく見たりしませんか。自分の中で、鉄板の”ツカミ”を考えることが自己PRのはじめとなります。中盤では、エピソードなどを入れます。

犬の散歩を毎日やっているですとか、自炊にこだわっている、サボテンを育てていて花が咲いた、貧乏暮らしでおかずがしばらく食べられなかった、テストで名前を書き忘れて0点を取った・・・など、いろいろなエピソードを探しましょう。

エピソードを書くコツは、まずは自分が毎日こだわっていることや、長所や短所をたくさん書きだすことです。多ければ多いほど良いでしょう。目標は30個ぐらいでしょうか。短所も、明るく話すことでプラスのイメージを持ってもらえます。

先の段落でお話しした、貧乏エピソードや、テスト0点などがその例です。過去の失敗(ドジっ子ぶりなど)を今の自分にどう生かしているのかも添えると、さらにインパクトが増すでしょう。

インパクトを残せると、そのオーディションは不合格であったとしても、後日連絡が来て、別の配役でやってみないか?とオファーが来ることがあります。これは珍しいことではないので、どのオーディションでも、全力で受けてみることをお勧めします。

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自己PRポイント2:その場で特技を披露する


その場で特技を披露することもインパクトを押し上げることができます。といっても、今の段階では何もできない!という方も多いでしょう。そんな場合は、今から練習してみても遅くはありません。

絵が下手だという方は、オーディション会場で持ち込みがOKかどうかを確認したうえで、先方にお題を出してもらって、へたくそな絵を描くのです。逆に絵がうまい場合は、審査員の似顔絵などを描いてもいいかもしれません。

絵が中途半端にうまい場合はやめましょう(笑)ほかにも、変顔で白目をむいてみたり、笑顔に自信をつけて、とびっきりの笑顔を披露したり、今からでも練習できることはいくらでもあるのです。指パッチンがうまい人はその場で指を鳴らしながら踊ってもいいでしょうし、歌がへたくそなら、音痴っぷりを堂々と披露すればいいのです。

歌がうまいなら、それもインパクトになります。でも、音痴でも良いというのがポイントで、できない事やちょっと恥ずかしいところを、臆せず堂々と披露することが重要になってきます。照れ笑いしたり、恥ずかしくなって笑い出したりしないように注意しましょう。

自己PRは、企業の商品のプレゼンのようなもので、自分がどういう「個性」を持っているのか、相手である審査員に印象付けることがカギとなります。

ですから、背伸びしすぎてできない事を中途半端に披露するより、現在の実力にちょっと工夫を凝らしたものをそのまま、受け入れてもらえるようにすることが重要です。また、等身大の自分に自信を持てるようにメンタルをキープします。

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自己PRポイント3:話し方に気を付ける


話し方には気を付ける必要があります。まずは、「お時間を取っていただきありがとうございます」というような、必要最低限の礼儀を忘れてはいけません。

その上で、おバカキャラのトーンで話をするのか、インテリ系で話をするのか、話し方には気を付ける必要があります。お笑い芸人を目指している方は、声がより、大きいほうが良いかもしれません。

また、活舌が悪くならないように面接のシュミレーションをしておくと良いでしょう。何を聞かれるか分かりませんが、少なくとも自分が話すであろうことについては、練習をしておくことが重要です。

話し方ひとつ、第一印象が決まってしまいます。インパクトを残したいがために、服装も派手にしたいと考える方がいますが、派手すぎないように注意するべきです。

派手な服装は、マイナスイメージととらえられることがあります。審査員が見たいのは、あなたの自己PRであって、服装ではありません。

話し方のトーンは決めておき、失礼のない範囲で、審査員と距離を縮められるような、愛されトークを目指しましょう。ポイントは清潔感と個性です。

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自己PRポイント4:控室でも気を抜かない


控室も、審査対象となっていると考えるほうが無難です。ついついほかのオーディション仲間とおしゃべりに夢中になってしまうこともありますが、気を抜かないことが重要です。控室での礼儀作法も、見られている場合が多いです。

オーディション慣れしてくると、控室で気を抜きがちになってきますが、控室では、メイクをやり直したり、自己PRのシュミレーションを再度やってみたり、自分の事に十分時間を使って構いません。もちろん、言わばライバルたちに挨拶がきちんとできることも重要ですが、深入りしないほうがいい場合があります。

同じ時期に集中的にオーディションを受けていると、「あ、あの人あっちの現場でもいたな」と思って、話しかけたくなるものですが、簡単な挨拶程度にとどめるようにしましょう。

相手も、自分の事で精いっぱいだったりします。業界は狭いので、「あの人はしつこいな」という印象を持たれないように注意しましょう。

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自己PRポイント5:遅刻はもってのほか


遅刻は厳禁です。論外です。いかなる理由にしろ、遅刻した時点でオーディションには受からないと考えましょう。電車の遅延や、迷子になった利する場合もあるかと思いますが、一時間は余裕をもって早めに着くようにして、時間になるまでオーディション会場(早く着いたからと言って時間前に入るのは失礼にあたります)で待機するぐらいの意気込みが必要です。

もし、本当にどうしても間に合わない場合は、早めに電話連絡を入れましょう。正直に理由を話すことも大事ですが、「寝坊しました」などの言い訳はやめましょう。相手に誠意が伝わりません。

また、オーディションを受けるのが面倒になった場合も、必ず電話連絡を入れましょう。どうしても迷子になったばあいは、なるべく早めに連絡をして、具体的に自分がどの辺りにいるのか明確に伝えましょう。案内してもらえることがあります。

また、いわゆる”バックレ行為”ですが、業界が狭いため、時間や、約束にルーズな人は、(ブラックリストのようなものがあるとは言い切れないのですが)関係者同士が、「○○さんがうちのオーディションに来なかったんだよね」という噂が伝わりかねません。

方向音痴な人は、グーグルマップでシュミレーションしたり、確実なのは一度オーディション会場まで足を運び、どのような交通手段で、駅はどこの改札から出ると分かりやすいのか、など、念入りに確認しておくことをお勧めします。オーディション会場が建物の2階以上だったりすると、見過ごしやすくなることもあります。

スマホであればGPSがついていますので、ナビを使うなどして、迷子にならないようにしましょう。スマホのGPS機能をつかうと、画面を見ながらうろつくので、普通に歩く時よりも時間を喰います。ですので、なるべく早めに現場入りするようにしましょう。

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自己PRポイント6:自己PRの長さ


第一印象は初めの20秒で決まってしまうといっても過言ではありません。それ以降の時間は、審査員からすると、退屈な時間になってしまう可能性があります。それほど、自己PRのツカミの部分というのは重要なのです。

特技を披露する時間は、3分ぐらいが適当でしょう。それ以上長くても迷惑をかけるだけかもしれません。審査員が食いついてきて、もっと色々見たいと言ってきた場合は手ごたえアリかもしれませんね。

審査員の態度が悪く見えたり、印象悪く終わってしまった場合は、最初の第一印象で失敗したと考えるのが適切です。印象悪く終わったとしても、自分の持てる個性は、臆せず披露してから帰りましょう。

「もう結構です」と言われた場合は素直に従います。ここで食いついてガッツをみせるのが有効だ、と考えるのは間違いでしょう。残念ですが、帰るように促された場合は、縁が無かったと思い、次のオーディションにむけて、どこを修正すればいいのかしっかりと反省します。

重ねて言いますが、一度や二度の失敗でめげているようでは、芸能界で生き残れません。また、オーディションに合格しても、それはあくまでも第一歩ですので、気を引き締めて油断しないようにしましょう。

もう一度テレビなどを見て、ゲストが登場したときに、どんな自己PRをしているのか参考にすると良いでしょう。紹介されて話すことは、ほんのわずかの時間であることに気づくと思います。憧れているタレントさんがいるならば、それの真似から入ってみるのもいいかもしれません。

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芸能界に入りたい 親に言えない

自己紹介と自己PRの違いや、第一印象の大事さ、清潔感と個性の引き出し方などについて紹介させていただきました。自己PRは、特技披露会ではないことも覚えておきましょう。あなたの人となりを知りたいと思われています。書類選考の時点で、熱意のある人は、大体目星がついています。

そこからの面接ですので、書類とズレのない自己PRを心がけましょう。第一印象は、初めの20秒程度で固まる傾向にあります。それほど、最初の部分は大事になってきます。失礼の無いように、敬語もきちんと正しく使いましょう。

また、どんな質問が来るかは分かりませんが、自己PRのシュミレーションをしておくことは大変重要です。話し方のトーンも、どんな風にするのか考えます。

明るいキャラなのか、ちょっと根暗のキャラなのか、おバカ風なのか、インテリ系なのか、キャラ付けは考えておいたほうがいいでしょう。自己PRは、いわば自分のプレゼン=売り込みです。

自分を”商品”と考えた場合に”買ってもらえる”ように、すなわち審査員に興味を持ってもらえるように工夫する必要があります。また、特技の披露で、何か物(ギターや画用紙など)を持ち込む場合は事前に許可を取りましょう。

特に披露できる特技がない場合は、自分のエピソードを簡潔にまとめて話すと良いでしょう。それでは、この記事が役立ち、皆さんの成功が少しでも近づくよう祈っております。

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