これからオーディションを受けようとしている方にとって最初の難関となる書類審査。二次審査へ進むためにはいかに書類と写真の2つで審査員の興味を引けるかが勝負となるわけですが、そんな書類審査の合格に大きく関係しているのが自己PRに次いで『志望動機』です。あなたの“熱意溢れる気持ち”“合格したい想い”を文章にすることは簡単ではありません。

実際に書いてみると「ありきたりな文章になってしまった」「一体何が言いたいのかまとまらなくなった・・・」など、上手に伝えられなかった方は多かったのではないでしょうか?そこで今回は、オーディションにおける書類審査合格のための重要な判断材料となる志望動機の書き方について、例文を交えながら詳しくご紹介していきたいと思います。

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志望動機は相手に応募した理由を伝えてあげるもの

オーディション 志望動機 書き方 例文

志望動機と聞いて「何となく意味は分かる」という方は多いかもしれませんが、いざ自分の持つ志望動機のイメージで文章を書こうとすると「あれ?どんな感じの文章を書けば良いんだ?」と困ってしまうものです。まずは意味や重要性を理解することが、志望動機を書く上で最も重要なポイントとなります。

さて、志望動機とは例えば「何故その芸能事務所へ所属したいと思ったのか?」という理由を相手に伝えてあげるもの”です。どうやら残念なことに多くの方がその意味を分かっていないために、自己PRになってしまっているなどの間違ったor勘違いした文章になっていることが多く、その結果オーディションの一次審査で落選が続くというパターンが多いです。

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ちなみに志望動機というと、単に「有名人に憧れて~」とか「プロダクションに魅力を感じたから~」といった文章を書いてる方が多いです。確かに間違ってはいないのですが、これらの文章だけを使っている、または使おうとしている方は志望動機の書き方を再度見直してみた方が良いかもしれません。

残念ですが、志望動機を記入する箇所に『憧れの芸能人』だったり『表面上だけの薄い事務所の魅力』について熱心に書かれてあっても、「これを書いた応募者に会いたい」と思う審査員は少ないでしょう。理由の1つは簡単で、同じことを書いている応募者が他にも何千人何万人といるからであり、まずはこうした“審査員の心に全く響かない志望動機”になっていないかを見直すことから始めましょう。

オーディションの志望動機の有効な書き方は『合格したい理由』~『合格した後の展望』まで

オーディション 志望動機 書き方 例文

「志望動機とはこう書くべき!」という形は存在しません。オーディションには、モデル・俳優・声優など、様々なカテゴリーが存在します。夢への熱い想いやこれまでしてきた努力も、人によってそれぞれで全く違うものであり、文章で選考をする側に大切な想いを伝えられる絶好の機会とも言えます。

そして志望動機では、いかに「この人は〇〇の覚悟で応募してきている」と審査員の心に響く文章になっているのかが非常に重要です。

「何故このオーディションに合格をしたいのか」また「合格したらどのような活躍をしたいのか」など、応募者の実現したい展望が見えやすい文章で伝えるのが、選ぶ側にとっても選別がしやすいとされています。

応募したきっかけを伝えることも非常に重要ですが、応募者のオーディション合格後の活動の展望が事務所側の価値観(方向性)と合わない文章内容だった場合は合格も難しいかもしれません。

志望動機で多い失敗例は『志望(応募)理由』になってしまっている

オーディション 志望動機 書き方 例文

数ある失敗例の中でも最も多いものが、志望動機そのものが”志望(応募)理由”になってしまっているという傾向です。一見すると『動機』『理由』は同じ意味に思えますが、実は明らかな違いがあり、例えば分かりやすく例文にすると以下のようになります。

  • 例文① :〇〇になりたいから志望(応募)しました。
  • 例文② :〇〇プロダクションに興味をもったから志望(応募)しました。

この内容だけでは応募理由という伝わり方になってしまいます。多くの方がこのような書き方をしているとされるので、ここでしっかりと理解しておきたいものは…

  • 動機とは人が心を決めたり行動を起こしたりする心的要因。
  • 理由とは何故そうなったかという道すじ。事情。

どちらも似ているように思いますが、先ほどご紹介したどちらの例文も理由止まりになってしまっているということなのです。動機として伝えるためには理由止まりだけで終わらず、その後の展望などをプラスして伝えることで、より一層選考する側の心に響く書き方になります。

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志望動機で書いてはいけないNGポイント

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提出する応募書類は書類選考だけでなく、数々の選考を勝ち進んでいくための“選考する相手側へ応募者の気持ちを代弁する”という大きな役割を持っています。また、事務所によっては入所後にいつでも確認できる重要書類として保管されることもあるそうです。

一生を左右する可能性を秘めている応募書類ですが、志望動機はほとんどのオーディションで記入必須枠として設けられている重要項目の一つです。

不合格を経験された方からこれから応募を考えている方まで、参考にしていただきたい合格に一歩でも近づくための気を付けるべきNGポイントをまとめました。

NGポイント①『志望動機の欄が空白のまま何も書かれていない』

オーディション 志望動機 書き方 例文

「そんな人いるの?」と思ってしまいますよね。でも実際にいらっしゃるのです。では志望動機を空白のまま出すとどのような印象に繋がるのかというと、ズボラ・いい加減・適当・オーディションに対する熱意や考えがないなどのようなマイナスのイメージを持たれてしまう可能性が非常に大きいのです。

その他に「〇〇になりたいから!」などのようなシンプル過ぎる短文だけを記載して提出する方や、お願いごとのように「〇〇になりたいです。どうかよろしくお願いします」といった内容を書いている方も多いのだとか。

志望動機はあくまで『どうしてそのオーディションに応募したのか』という内容について記入をしなければなりません。

回りくどい内容やまとまりのない伝わらない文章になってしまうことも避けたいですが、シンプル過ぎたり、記入すべき内容に沿えていないものであれば選考対象外となってしまうこともあるかもしれません。

NGポイント②『勉強したいから』

オーディション 志望動機 書き方 例文

よく使ってしまいがちな言葉ですが、この言葉はオーディションの場では出来るだけ使うべき言葉ではないのです。何故なら「勉強したいだけなら養成所を志望したら?」と審査員に感じさせてしまう可能性がある言葉だからです。

ただ、熱心に学びたい心をアピールするのは良いことです。合格後、デビューに向けたレッスンを行うプロダクションなどもあります。

オーディションなど人を選ぶ場所では”まだ見ぬ活躍を期待できる即戦力”を発掘するため開催されていることが多く、使用する言葉選びは注意かつ慎重にしなければいけません。レッスン生の募集で無い場合は「勉強をしたい」という大きなアピールは避けた方が良いでしょう。

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NGポイント③『想いが強すぎて突っ走ってしまっている内容』

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大きい夢を持つことはとても素晴らしいことです。「活躍したい」「稼ぎたい」「トップになりたい」など、きっと応募する方の多くがそれらを願い、そのための第一歩としてオーディションを受けていることでしょう。

これからオーディションからデビューまでの長く険しい道のりを歩んでいくことは並大抵の努力では難しいことです。オーディションの場においてみられるのは、外見やスキルだけでなく人間性そのものも大きく選考されているといっても過言ではありません。

応募書類の志望動機を書く場所は”応募者の人間性をアピール”する大切なポイントです。熱意を伝えることはとても大切ですが、勢いや妄想などがひとり歩きしてしまっている文章や、あまり大きく出過ぎてしまう内容は、審査員に印象良く伝わらない可能性もあるので、注意しながら想いを綴りましょう。

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NGポイント④『希望は書いていても理由が書かれていない』

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「○○な活躍をしたい」「こうなりたい」などの気持ちばかりを書いてしまい、どうして〇〇になりたいのか、その内容が一切書かれていないこともよくあるNGポイントです。

例えるなら、「好きだから」という内容を聞いたとき「なんで好きなの?どこが好きなの?」と質問されるのは自然の流れです。志望動機でもこの”何故?どうして?”を生み出さないように、相手に「なるほど」と理解される書き方を意識しましょう。結果的な気持ちを書くのではなく、至った経緯も重要な“伝えるべき選考の判断材料”となります。

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志望動機で応募者の魅力を最大限にアピールする

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ここまでオーディションで不合格にならないための『志望動機の気を付けるべきポイント』について説明してきましたが、どのように書くことがベストであるのかについて、ここから詳しく紹介していきます。

志望動機を書く際、相手の心に響きやすい書き方のポイントを理解することはとても大切なことです。応募書類に記入する時だけでなく今後オーディションでアピールが必要とされる場にて、いざ問われた時に答えられなかったということだけは避けたいものです。

どういったポイントを抑えておくべきかを分かった上で自分の想いをアピールできることは、応募者の強みとして大きく役立つことでしょう。しっかりと理解を深めていただき実践してみてください。

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オススメの書き方①『自分が必要な人材であることを伝える』

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自己PRと志望動機が別のものであるということは前提としてありますが、いかに自分が企業側にとって必要な人材であるかを伝えましょう。多くの芸能事務所(プロダクション)では頻繁にオーディションを開催し、将来的に活躍してくれる逸材を探しています。

応募数も夢を追う多くの方でいっぱいですが、その中には1度や2度でなく幾度となくオーディションにチャレンジしている方も少なくありません。回数をこなせばオーディションに合格できるわけではありません。いかに自分が必要な人材であるかを審査員に強くアピールができるかが最重要と言えます。

審査員に「選ばれなくても次のオーディションがあるしいいや」程度の気持ちで挑んでいると思われると、結局その程度に見合った結果しか生まれないと言っても過言ではありません。

審査員に対して己の必死さが伝わることは決して恥ずかしいことではありません。逆に「このオーディションに懸けているんだ!」という気持ちを伝えることがベストであり、志望度の強さをアピールをすることにも繋がります。

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オススメの書き方②『合格した先の展望を交えた文章を』

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つまりオーディションに合格することがゴールではないということです。基本的にオーディションでは数多くの応募者の中から厳選して合格者が決定されていくわけで、審査員にはその応募者の中からあなたを合格させるメリットに気が付いてもらう必要があります。

そのために、オーディションに合格した先の展望として、審査員に「(この応募者は先の事までしっかりと見据えている…!)」という印象を与えるために、”成し遂げたい目標”を伝えることで他の応募者との差別化を図ります。

さり気なく『夢のために自分がどこまで頑張ることができるのか』を伝えることも審査員に良い印象を与えるポイントです。ただし、あまり大袈裟な表現は避けておく方が無難ですので、常に言葉選びに気を配りながらしっかり自分の思いを伝えられるようにしましょう。

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オススメの書き方③『これまでどのような経験、努力をしてきたか』

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当たり前ですが、オーディションにはモデル・俳優・声優・赤ちゃんモデルなど数多くのカテゴリーが存在しており、それぞれ夢を追いかけている方達が応募するもの。夢を叶えるべく常日頃から努力を重ねている方も多いことでしょう。

必死に夢を追いかける方の分だけ努力の数も様々です。「ダイエット(体形維持)のためにジムに通っている」「養成所に通って演技の勉強をしている」「ボイストレーニングに通って発声の仕方を学んでいる」など、これらも志望動機の場で存分にアピールすることができます。

自分が日々継続して続けている努力をしっかり伝えることは、審査員にとっても合格させるか否かを決めるための“聞いておきたい判断材料”の1つになります。逆に自分では「伝えても意味が無い」と思うような経験であったとしても、もしかすればそれが審査員にとって「素晴らしい」と評価されるものである可能性もあります。

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オススメの書き方④『情報収集は基本中の基本』

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応募するオーディション先の事務所(プロダクション)や企業について、情報収集をすることはとても大切です。簡単に言えばその意味は”方向性”ということになります。事務所側は人材発掘をするためにオーディションを行っているわけですが、それはつまりその人の可能性を見出すことを目的としています。

モデルオーディションで合格した有名人の中には、モデルとしてだけではなく、女優やタレントとして活動されている方も沢山います。今の時代は多方面で幅広く活躍できる人材ほど必要とされることが多いので、オーディションで募集している事務所ごとの特色について調べることは自分自身の可能性も広げられるきっかけにもなります。

応募書類の志望動機には、その特色と関連した内容を少し織り交ぜて記入することも良いでしょう。いざ面接などで問われた時には、「出来ません」より「出来ます」と伝えられる点が多ければ多いほど、審査員に可能性を感じてもらうことに繋がります。

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志望動機の書き方についてNGポイントからオススメの書き方までご紹介しました。いざ志望動機を書こうとしたまでは良かったものの、「一体何を書けば良いのか分からない・・・」と悩んでしまう方は少なくありません。しかし、それはあなたが夢を叶えるための熱い想いを必死に相手に伝えたいと考えている証拠でもあります。

一生懸命書いた想いも、漠然としている内容であったり、相手に何を言いたいのかが伝わりづらい文章だったりすると、審査員はあなたがどれほど魅力的かつ可能性がある人材であっても選ぶことはほぼありません。

まずは何を審査員に伝えたいのか、要点をいくつか紙に書き出してみましょう。その書きだした要点を今度は文章に並べ、その文章を何度も読み返してみることで、「この言い回しや流れはおかしい」と気付くような箇所も出てくるはずです。作った文章は必ず読み返す。これは絶対に必要な作業です。

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相手に何かを伝えることは簡単なことではありません。特にオーディションのような年に数千~数万人もの応募者が集まるような場所に志望動機を提出することは、その内容次第で自分の人生を左右するのです。

もし文章を書くことが苦手だったり自信が持てない場合は、自分で書いた文章を家族や友人に読んでもらい、感想を聞いてみても良いでしょう。何故なら自分で読んでいておかしいと思わなかったポイントも、第三者にとっては違和感に感じる場合があるからです。

二次審査以降に行われる面接時においては、ピリピリする雰囲気の中で与えられる時間も決められているために一発勝負であり、言葉のやりとりはスムーズに行わなければなりません。しかし、応募書類の場合は自分が納得できるまで何度でも書き直すことができます。

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自分の中で「(これが私の全力だ!)」と思えるような応募書類を完成させましょう。志望動機を上手く書けるスキルはどのような場面においても無駄にはなりませんし、きっとこの先も役立つことは多いはずです。

最後に、今ではインターネットで多くの情報を調べることができます。しかし絶対にしてはいけないことは、志望動機を考えるのが面倒または苦手だからといって情報を丸写ししてしまうことです。

審査員や選考に関わっている方は一人ではありません。またそんなズルい、そして適当な人を見抜けないような人に審査員は務まりません。他人が書いている言葉を自分のものにしようとしても、いつかそれはメッキのように剥がれてしまうだけです。

自分自身と他人の言葉及び想いは全く違うものです。あなただからこそ伝えられるものが必ずあるはずです。志望動機を書くということは、今後も夢を叶えるために努力し続けるあなたにとって”どうして自分がオーディションを受けたいと思ったのか”を振り返ることができる機会でもあります。あなただけに秘めた想いを全力で審査員にアピールして下さいね♪

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