オーディションの書類審査に合格したのは良いものの、急な用事ができて行けなくなったという人はいませんか?オーディションに行けなくなった理由は人それぞれで、学生なら学校の関係、社会人なら仕事の関係である場合が多いですが、中には家族や友人の突然の訃報なんてケースもあります。
では、どうしてもオーディションに行けなくなった時は一体どうすれば良いのでしょうか?芸能界は強力な縦社会なので、オーディションに行けなくなったからといって、ドタキャン(バックレ)など、最低限の礼儀やマナーができない人は、今後オーディションに合格できないなんてこともあるかもしれません。そこで今回は、オーディションに急な用事で行けなくなった時の対応について紹介します。
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オーディションに行けなくなった時は、迷わず電話で連絡しよう!
オーディションに行けなくなった時は、まず応募先の企業に電話をして、辞退する旨を伝えましょう。書類審査に合格された人は、企業から送られてくる書類を確認すれば電話番号が載っていることが多いので、面倒かもしれませんが、まずは辞退する理由を伝えて謝罪することが最低限のマナーです。
もしも書類に電話番号が載っていなかった場合や、書類を無くしてしまったなどの場合は、企業名やオーディション名をネットで検索し、公式HPにアクセスしてください。公式HPには必ず『お問い合わせ』の項目がありますので、そこから連絡するようにしましょう。
もし『お問い合わせ』のページが見当たらない場合でも、公式HP内をくまなく確認すれば、悪質な詐欺行為を行う組織でない限り、ほぼ必ず電話番号は掲載されているはずです。中には2つ以上の電話番号が掲載されているケースもありますが、基本的にどこに電話しても、丁寧に対応してくれるので心配する必要はありません。
ちなみに、公式HPをネットで検索する時には、『○○(※例えば芸能事務所名) 電話番号』や『○○ お問い合わせ』などで検索すると、企業の電話番号やお問い合わせのページが出てきます。なお、もしどうしても電話番号が見当たらなかった場合は、お問い合わせ先にメールで、”自分が誰で、どんな理由で辞退するのか”、それを伝えましょう。
メールではなく電話で連絡することが当然です
直接、担当者にオーディションに行けなくなったことを伝えるのが苦手という人もいるかもしれません。ですが、それはただの言い訳であり、今後も芸能界デビューを目指す予定であるならば、必ず電話で伝えるようにしてください。あなた1人がオーディションに来ないだけで、多くのスタッフが対応に追われるので、笑って済ませられないのです。
世の中にはメール一本で済ませる人、もっと悪質なケースでは、連絡も一切しない上に企業からの連絡も全て無視するなんて人もいます。これらは絶対に止めてください。ネット上の匿名掲示板などでは「みんなもやってるし、無視すればいいよ(笑)」なんてアドバイスされる人もいますがが、”みんながしてるから自分もして良いだろう”という考え方は最悪です。
謝罪の連絡をすることは人として当たり前です
理由がどうであれ、あなたがオーディションに行けなくなったことは事実であり、事務所からすれば、行けなくなった理由よりも”あなたがオーディションに来れないことが問題”なのです。あなたがオーディションに行けなくなった理由なんて事務所側からすれば関係の無い話なのです。なので、どうしてもオーディションに行けなくなった時は、必ず行けなくなった理由を伝えた上で謝罪しましょう。
「いやいや、だってオーディションに行けなくなったのは私のせいじゃないし(笑)」と、周りのせいにしてしまう人は要注意です。もう一度言いますが、あなたがオーディションに行けなくなった理由なんて事務所側にとってはどうでもいいのです。あなたがオーディションに来れないことが問題なのです。言い訳するのではなく、まずは謝罪の電話をすることが、人として当たり前の行動です。
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オーディションに行けなくなった時の伝え方
オーディションに行けなくなったことに対して罪悪感を持っている人も多いと思います。とはいえ、いざ実際に連絡しようと思っても、どのように伝えれば良いのかが分からないという人もいるのではないでしょうか?
そしてどのように伝えれば良いのか分からなくなった結果、最後まで連絡できずに終わってしまった・・・なんてことも。その気持ちは分かりますが、しかしちゃんと辞退の連絡をしておかなければ、後でもっと面倒なことになってしまいます。なので、オーディションをキャンセルしたい時は、取り合えず下記の順番で伝えるとスムーズです。
- 自分の名前を伝える
- 何のオーディションを受けようとしていたのか伝える
- 辞退したいと伝える
- 辞退する理由を伝える
- 謝罪する
なお、辞退する理由については、個人の情報にも関わってくるため、詳しく説明する必要はありません。ただ、ある程度事務所側が納得のできる理由を説明してあげると親切です。
オーディションに行けなくなった時は早めに連絡すること!
ギリギリまで連絡するかしないか悩んでしまう人もいるようですが、どうせ連絡しなければいけないのですから、初めから早く連絡した方が良いです。どちらにせよ事務所には迷惑が掛かりますが、早く連絡すれば、スタッフにかかる負担の大きさも全然違ってきます。
なので、やむ得ない理由でオーディションに行けなくなったということを伝え、そして行けなくなったことを素直に謝りましょう。このように誠実な対応をしておけば、事務所側からは、あなたのイメージが悪くなるようなことはありませんので、そこまで心配する必要はありません。
ただ、注意しておいてほしいのが、ギリギリまで連絡するか悩んだ挙句、当日にオーディションに行けなくなったことを伝えることです。当日ともなれば、すでにあなたがオーディションに来ることを想定した段取りが組まれているので、あなた1人が来ないだけで、オーディション会場にいるスタッフや審査員だけでなく、他のオーディション応募者達にも大きな迷惑がかかります。
当日にオーディションの参加をキャンセルすること・・・、つまりドタキャンすることは、一切連絡しなかったことと同じレベルで悪質です。事務所側からすれば、「辞退するならもっと早くに言えただろ!」と思うのは当然ですし、あなたに対しては最悪の印象として記憶に残るので、今後オーディションに合格できないなんて可能性も0ではありません。
オーディションを1度でもバックレたら”終わり”だと思え
脅すわけでは無いのですが、ただ、オーディションにバックレをするような人は、今後もしくは将来、芸能界デビューすることは絶望的だと思ってください。芸能界では非常に多くの人と関わることになり、あなた1人が問題を起こすだけで、共演者やスタッフ、そしてクライアントに多大な迷惑が掛かりますし、損害賠償が数億円にも及ぶことも珍しくありません。
まぁバックレをする人はそもそもオーディションには合格できませんし、その行動を起こしても良いと考えている捻じ曲がったその考え方がすでに終わっています。なのに、世の中にはそんな行動を起こしてしまう人も一定数でいらっしゃるようで、特に今は無料で受けられるオーディションも多いですから、以前よりもドタキャンやバックレをする人も出てきました。絶対にやめましょう。
お前がオーディションに行けなくなった理由なんか知らん!
先ほども少し触れましたが、人によってオーディションに行けなくなった理由は本当に様々です。学業関係や仕事関係で急用ができた人、もしくは家族や友人間での訃報などでどうしても行けなくなった人はまだ仕方が無いとしても、それ以外は大体自己管理ができていないパターンだったりします。
- 親に内緒でオーディションを受けてたから
- 別のオーディションとダブルブッキング(重複)した
- 所属後の費用(お金)の問題で行くことをやめた
- 一緒に参加するはずだった友達が行けなくなったから
- ノリで受けてみたら合格してしまったから
…など、まだまだ色々な理由があると思いますが、つまりは自分の勝手な都合でオーディションを辞退するというケースです。最初からしっかり計画した上でオーディションに応募すれば、このような理由が出てくることはありません。
自分の予定も管理できないようでは、芸能界はもちろんのこと、社会でもやっていけません。「いや、私子供だから、まだ関係ないし(笑)」と思っている人は要注意です。芸能界に子供も大人も関係なく、芸能界に入ればお給料も発生しますから、子供でも大人の仲間入りになるんですよ?いつまでも子供のままでいられると困ります。
Webによる応募が簡単になったことが罪の意識が低くなる原因
あなたはWebでオーディションに応募されましたか?というのも、今の時代、ネットで簡単にオーディションに応募できるようになりましたので、簡単になり過ぎた分だけ問題も多くなりました。それは、先ほどから説明しているように、連絡もしないでドタキャンする人が増えたという事。今、このドタキャンする人が多くて困っているという事務所がどんどん増えているようです。
人は簡単に何かが出来るようになれば、それをする行動1つに対して責任を持つ意識が薄れてきてしまいがちになります。ですが、必ずあなたに意識しておいてほしいのは、ネットで簡単に応募ができても、その応募先には必ずあなたと同じ人間が多く関わっているということ。あなたが相手にしているのは決してロボットでは無いということを考えて行動してください。
オーディションに行けなくなったらブラックリストに載ってしまう!?
ネット上でしばしば噂になることと言えば、「オーディションをドタキャンしたり連絡を無視すればブラックリストに登録される」というもの。結論から言うと、オーディションに行けなくなったからといってブラックリストに登録されるといったことはありませんのでご安心ください。
オーディションをドタキャンしたり連絡を無視しても、ブラックリストに載ることはありません。・・・が、それはあくまで表面上のこととして捉えておいた方が良いでしょう。何が言いたいのかというと、『ブラックリスト』というもの自体は存在はしないですが、”それに近いものはある”と思っておいた方が良いかもしれないということです。
オーディションに関わっているのはロボットでは無く人間であり、人には『心』が存在します。だから人間は、特定の人を好きになったり、反対に特定の人を嫌いになったりするのです。そう考えれば、例え『ブラックリスト』というものが無くても、身勝手な理由でオーディションに来なかった人を、その後に合格させたいと事務所側も思うでしょうか?きっと思わないですよね。
なので、オーディションに行けなくなったからといってブラックリストに登録されるようなことはありませんが、ストレートに伝えるなら、あなたが事務所から嫌われるというだけの話です。嫌いな人を事務所に入れようとは思いませんよね?1度嫌われてしまうと、その事務所に加えて、その事務所系列のところにも入れなくなるかもしれません。
ブラックリストは無いが情報の共有はあると思っておこう
『ブラックリスト』の存在はありませんが、事務所同士で「この子は合格させない方が良いよ」くらいの情報共有はしている”かもしれない”と思っておいた方が良いでしょう。法律には『個人情報保護法』があるので、あなたの個人情報が漏れるようなことは一切ありませんが、人と人が関わっている以上、どこでどのようにあなたに関して情報が共有されているか分かりません。
事務所側にとっては、ブラックリストの存在や情報の共有については否定しかできません。・・・が、親しい会社同士、あなたに関して、写真を見ながら「この子はドタキャンする子だからダメだよ」なんて話がされているかもしれません。例えば、学校で悪さばかりしている子がいれば、あなたも仲の良い友達に「あの子は悪さばかりするから近付かない方が良いよ」と情報を共有する時があるでしょう?
何事も決して嘘をつかず、誠心誠意を込めて対応しよう!
人として、嘘はつかず、何事も誠心誠意を込めて対応すれば、相手もしっかり分かってくれます。一番悪質なのは、何の連絡も無しにオーディションをすっぽかしたり、連絡が届いているのにも関わらず無視をするという行為です。あなたが良かれと思って起こした軽率な行動が、後にどんな弊害が生まれるかも分かりません。
逆に、理由がどうであれ、オーディションを辞退するということを、ちゃんと電話で伝えて謝罪が出来る人は、少なくとも悪い印象を持たれることはありません。とはいえ、何度もキャンセルを繰り返すような人は、さすがに事務所の関係者同士で情報が共有されているかもしれませんので注意しましょう。
取り合えず、今回強く伝えておきたいのは、「みんながしているから私もして良いだろう(笑)」という考え方は非常に危険だということです。『赤信号みんなで渡れば怖くない』という言葉がありますが、赤信号はみんなで渡っても怖いものです。車という凶器を前にすれば、例えその場に人が何人いても、スピードの出した車に轢かれてタダで済むはずがありません。最悪命を落とすこともあります。
なので、もっとも大切なのは、「あなたは今、どう対応することが正解だと思う?」と、これに尽きます。ネット掲示板などで、匿名が「その事務所は連絡しなくても大丈夫だよ」と書き込んでいるものは、全然大丈夫ではありませんので、そういった書き込み情報は絶対に信じないでください。
確かに、事務所側もいちいちドタキャンやバックレをした1人1人なんて覚えていないかもしれません。ですが、問題なのは事務所側がどうのこうのではなく、その行為をした自分自身を、あなたは簡単に許せるほど人間をやめてしまったのかということです。芸能界は信用と信頼で成り立っており、非常に多くの会社同士が繋がり合っています。
多くの人の目に触れる仕事をしている芸能人が、1度でも信用や信頼も失うことをしてしまえば、一気に仕事が無くなるのが芸能界の厳しさです。芸能界デビューが叶わなくなった原因が、たかだかオーディションをドタキャンしたことなんて恥ずかしくてバカらしいことだと思いませんか?なので、そんな馬鹿らしい最後を迎えないためにも、常日頃から誠心誠意対応できるような人になってくださいね♪
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