一次選考で使用する、宣材写真(あなたの写真)は、書類突破をするために不可欠なものであり、より良い写真を撮っていく必要があります。スタジオで撮る方法もあるのですが、地方に住んでいるとそもそもスタジオが無かったり、安く抑えたいがために、自分で、自宅でオーディション写真を撮りたいという要望もあるかと思います。
ここでは、『合格率を上げる!?あなたの個性を出すオーディション写真』をテーマに、自宅で撮影する方法を紹介したいと思います。審査員に自分がどんな風貌をしているのかアピールすることは非常にチャンスであることと同時に、適切な写真を撮ってアピールしなければ決してオーディションに合格することはできません。当記事を参考に、オーディションを勝ち抜いて自分の夢に一歩を近付く努力をしましょう。
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合格率UP!自宅で撮るオーディション写真の撮影ポイント
オーディション写真は、通常はバストアップ写真と言って上半身だけのものと、全身写真の2つを用意するのが通常です。当たり前ですが、あなた1人だけ写っている写真を使用します。
撮影に当たり、自撮り棒などでは変な角度になってしまうため、スマホでも、三脚を用いてセルフタイマーで撮影するか、親や兄弟などに撮影を頼むと良いでしょう。
バストアップ写真
ヒューマンアカデミーの中身を
少し紹介💛ポージングの指示も
カメラマンさんと一緒に
決めていきます💕🥰オーディションには全身写真と
バストアップ写真が必要になります💯#声優 #ヒューマンアカデミー新宿校#宣材写真 #撮影 #撮影お疲れ様 pic.twitter.com/8PCGqGMGj3— 総合学園ヒューマンアカデミー新宿校★夜間週末コース (@ShibHuman_Yakan) November 12, 2018
バストアップ写真を撮影するときは、次の様な点に注意して撮影すると良いでしょう。顔の表情が分かるようにし、輪郭が分かるものにします。手で顔を抑えたりしてはいけません。
バストアップ写真は、少し斜め上から撮影しても大丈夫ですが、やり過ぎは禁物です。目力を意識します。得意な人は、歯を見せても大丈夫ですが、歯を見せるのが苦手な人は避けても大丈夫です。
また、口元は笑っていても、目はハッキリと見開いた状態にします。目元は笑ってはいけないのです。ここがちょっと難しいポイントですね。男性は笑顔より男らしさで凛とした表情を見せます。派手なメイクやカラコンなどはNGです。
女性も男性も、ナチュラルメイクをした方が良いでしょう。服装は、シンプルで体型が分かるものにします。大きなロゴ入りのような服は避けます。背景はすっきりさせます。
おでこも隠さない方が良いでしょう。前髪がある方はサイドに流すと良いでしょう。10代ぐらいまでの場合は、ノーメイクが望ましいです。
ロングヘアの方は、全身写真に髪の毛の長さが分かるので、バストアップ写真で髪の毛の全体像が切れてしまっても大丈夫です。髪の毛は輪郭にかからないように耳に掛けるか、結うなどします。
全身写真
✔️声優・ボーカル養成講座
✔️俳優・タレント養成講座先日、名古屋校にて「撮影実習」を行いました。#オーディション を受ける際に必要になってくる全身写真とバストアップ写真。
プロのカメラマンさんの指導のもとに、撮られる側にチャレンジ。
ストロボの音に合わせてポーズチェンジ中🌈 pic.twitter.com/J9ydedgkmf
— ヒューマンアカデミー名古屋校 夜間・週末 (@nagoya_hayakan) January 9, 2018
頭のてっぺんからつま先まで写します。ポージングはしないでください(※ピースをしたり、腕組みしたり、髪を掻きあげるような写真はNGです。変顔などはもっての外)。背景はバストアップ写真と同じく、スッキリさせます。
また、姿勢は良くし、背筋を伸ばします。猫背ではオーディションに落ちてしまいます。体型や体格が分かるような服装選びをします(※ダボッとしたワンピースや、Aラインのワンピースなどはウエストや、脚が良く見えないのでNGです)。
ダンサー志望の方は、レオタードや水着、もしくはヨガやフィットネスなどのブラトップ、タンクトップに、下はスパッツで撮影をします。カメラの位置はおへそのあたりから。カメラの位置は下過ぎても上過ぎてもダメです。
がに股の方は、脚をクロスさせるぐらいなら大丈夫です。全身写真でも、髪の毛は顔にかからないように注意しましょう。
自宅でオーディション写真の撮影をする時の光の扱い方
撮影は、屋内でも晴れた日を選びましょう。自然な太陽光があなたの顔を明るくしてくれます。部屋の電気は全て付けます。あなたの立ち位置は、ライトの真下ではなく少し奥に行きます。
そうしないと、顔に影が出来てしまうからです。また、太陽光の反対側に、レフ版がわりに大き目の白い画用紙等を置きます。白いシーツなどでもいいでしょう。
また、照明機材も安いので、買っても良いかもしれません。例えばこちら。三脚も兼ねているので、自撮りにはもってこいです。この他にも様々な商品がありますので、予算に応じたものを買うと良いでしょう。
屋外で撮影する場合は、背景がゴチャゴチャしていないもの、あまりに天気が良すぎて白とびしてしまう場合は、少し時間帯をズラしましょう。白とびしてしまうと、あなたの表情が分からなくなってしまうため、オーディションに落ちる要因になってしまいます。
風が強い日も避けましょう。また、当たり前ですが、オーディション写真にはデジタル加工をしてはいけません。ニキビ跡を消すくらいなら良いかもしれませんが、基本は修正は行いません。
また、何枚も撮って「奇跡の一枚」を作成するようなこともやめましょう。奇跡の一枚がベースだと思わせてしまうと、二次審査に進んだ場合に落ちる要因になってしまいます。スタイルが分かりやすく、素のあなたの雰囲気が伝わる写真作りを心がけましょう。
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審査員はオーディションで○○を見ている!
何故、オーディションの一次審査で写真がこれほどまで重要視されるのでしょうか。それは、次の2つの理由になります。
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1:あなたの雰囲気や容姿が対象となるオーディションの意図に沿っているかどうか
「審査員にどう聞かれ、どう見られてるか気になって実力が発揮できない…」
そんな時、目の前の審査員は「あなた自身」であるかもしれない。
あなた自身が、あなたをどう見ているか。
そこで取り戻したいのは、そのコンクールやオーディションを受ける「大きな理由」。
私が何を求めて来たか。
— 渡邊愛子 (@aikohime3) February 17, 2019
クライアント(※オーデションをする側)が、求めている人物像にあなたが合致しているかどうかを知りたいのです。オーディションによっては、女性の場合、『お姉さんタイプ』を募集していることもあれば、『ボーイッシュなタイプ』を募集していることもあります。
男性の場合は、『頼れる上司のような人』のイメージで募集していることもあれば、「ちょっと強面の人が欲しい」と思っている場合もあります。オーディションの書類には、大抵スリーサイズを書く欄がありますが、スリーサイズだけではあなたの雰囲気が分かりません。
オーディション写真では、あなたの個性、雰囲気、容姿をアピールしますし、それが審査員が知りたいと思っている事なのです。
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2:どのような衣装が似合うのかを知りたい
【審査員が一番喜ぶオーディションの服装】
体型を隠さなくてもいいから
勝負したい!と思う人は
・キャミソール
・短パン(NOスカート)がおすすめです。
また、色は白か黒がおすすめ。— オーディション合格コーチ (@harumusic777com) October 12, 2019
提出した写真が、体型の分かるものですと、「こんな衣装を着せてみたいな」と思ってもらえることがあります。そうすると、そのオーディションでは落ちてしまっても、別のオーディションで声が掛かることがあります。
審査員は、脳内であなたに色々な服装を着せてイメージを膨らませます。特に、モデルの場合は”外見”に依存してくるため、オーディション写真の出来栄えは、仕事に直結します。
ですから、オーディションに合格するような写真作りを丁寧にすることは非常に重要です。審査員は、複数のオーディションを行っていることが多いので、後から「別のオーディションを受けてみないか?」と言われることはしばしばあるので、詳細を確認したうえで、積極的に参加してみましょう。
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ナチュラルメイクに気を付ける
オーディションでは、素のあなたを知りたいと思っています。10代ぐらいであればメイクの必要はありませんが、20代ぐらいともなってくると、男女ともにメイクはしたいところです。
肌を綺麗に見せてくれるファンデーションを選びましょう。時間があるなら、地元のデパートなどで、複数のブランドでファンデーションを塗ってもらうと良いです。
しっくりくるものに出会えたら、それを採用します。気になるシミ・そばかすは、コンシーラーなどで隠します。ですが、NGなメイクがあります。
NGなメイクとは、カラコンを使ったもの、ギャル系のメイク、濃いメイクです。良くやりがちなのが、目を囲むメイクですが、その場合はブラウン系など、柔らかな印象になるように色味を変更しましょう。
くれぐれも、やり過ぎないようにすることが重要です。つけまつげも、自然なものならいいですが、盛り過ぎるようなものはやめましょう。
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自宅でオーディション写真を撮るデメリット
自宅でオーディション写真をとると、どんなデメリットがあるのかも理解しておく必要があります。カメラは、一眼レフを持っていれば是非活用したいところです。
最近はスマホのカメラも、昔のカメラより性能が上がっているので、スマホでも十分な写真を撮ることが出来ますが、やはりプロの機材と比べてしまうと見劣りしてしまいます。
カメラマンは、プロなので、家族や友人に撮影を頼むよりクオリティの高い写真を撮ってくれます。また、スタジオによってはヘアメイクもついてくる場合も多いです。自宅でやる場合は、ヘアメイクも、セルフで行わなくてはなりません。
やっぱり、ちょっとお金がかかってもプロに撮ってもらいたい!という場合は、スタジオで撮影すると後悔しないと思います。
スタジオで撮影する場合は、カメラマンが声を掛けてくれるので、どこに意識をしてあなたの個性が光るようにするか、考えてくれます。
「もうちょっと口角をあげて」ですとか、細かい指示が飛ぶこともあります。そういった面では、プロに頼むのは機材も違いますし、それなりに意味があるのです。
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今回のまとめ
自宅で気軽にオーディション写真を撮るコツについてご紹介しました。自然光や、人工光によって、正しいライティングをし、カメラの位置も気を付けて撮影すれば、昨今のスマホでもそれなりの写真を撮ることが出来ます。
ポートレートカメラの付いたスマホも存在します。ただし、自撮り棒などで撮ることはやめましょう。家族や兄弟、友人などに、納得のいくような仕上がりになるように、撮影してもらうと良いでしょう。
男女ともに、20代ぐらいからはナチュラルメイクをすると、顔色が明るくなり映えます。濃いメイクや、ギャルメイクは避けましょう。カラコンなどはNGです。
また、カメラの位置も重要で、上過ぎても下過ぎてもいけません。目線はカメラに合わせ、目力を強調します。その時、口角は上げて口元は笑顔にします。これは慣れるまでちょっとかかるかもしれませんね。
目元までシワシワと笑ってしまうとNG写真となってしまいます。また、あなたの体形・体格が分かる服装にします。そして、服装はシンプルなものが良いでしょう。かといって、リクルート写真のようにならないように気を付けます。
服にはアイロンを当てるか、クリーニングに出して、清潔感を出すようにします。出来れば、撮影の前日か当日には美容院へ行きたいところです。
ロングヘアの方は、全身写真でどこまで髪の毛があるのか見せるようにしますが、バストアップ写真でも、全身写真でも、顔の輪郭が分からなくなるような髪型は避けます。また、撮影は屋内でも晴れの日に行い、自然光を活用するようにすると良いでしょう。
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