シニアタレントを養成する芸能事務所では『発声練習』は必要不可欠とされており、習慣的にセリフ・発音・滑舌などのスキルアップを目的としたレッスンが行われています。その発声練習に関して、実はシニアオーディションを目的とする高齢者だけではなく、リハビリの一環として取り入れている介護施設も多く、大変効果的であると推奨されています。

介護関連の業種をはじめ、施設関係なく個人でレッスンを受ける高齢者が増えているほど、発声練習は特に注目が集まってきているカテゴリーの1つなのです。今回はそんな発声練習に関して、これからシニアオーディションを受けようとしている高齢者の方をはじめ、リハビリにも取り入れられている効果的な発声練習法を例題を踏まえながら分かりやすく解説したいと思います。

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芸能界ではシニア需要が高まってきている!

発声練習 高齢者 リハビリ 例題

  • 「子育てもひと段落して自分の時間ができた」
  • 「とにかく経験したことの無いような、何か没頭できることをやってみたい」
  • 「昔から芸能の世界には興味があり、自分にも何か得意とすることが活かせるかもしれない」

歳を重ねたからこそ、つまり色々な経験をされているシニアだからこそ出せる自然な姿を必要としている芸能事務所もあるほど需要も高まっています。実は自然体が求められているシニアタレントにも育成レッスンが存在し、その中では積極的に発声練習が取り入れられています。

それほど発声練習は一般・芸能を問わず、若い方から高齢の方まで全ての人に必要不可欠なプログラムだと考えられています。単に発声練習というフレーズだけ聞くと「難しそう…」または「何だか面倒だなぁ…」という感覚を持つ方も多いでしょう。

…ですが、これから紹介する発声練習を行うことで生まれるメリットを読んでいただければ、オーディションを受ける方だけでなく、一般の高齢者の方にとっても発声練習がどれほど素晴らしい効果をもたらせてくれるのかが理解されることでしょう。

高齢者向けの発声練習における4つのメリット

発声練習 高齢者 リハビリ 例題

介護の現場では『QOL(Quality Of Lifeの略)という専門用語があるのをご存知でしょうか?これは高齢者の生活の質の向上を目的として、様々なリハビリやサポートをするという、高齢者のケアの中で最も重要とされていることを意味する用語です。

介護の現場でも行われている代表的な発声練習には、『口腔体操』と呼ばれるものや『嚥下(えんげ)体操』と呼ばれるものがあります。発声練習は介護のリハビリでも採用されるほど予想以上の効果が期待できると言われており、日常生活においても習慣的に取り入れておきたいほど重要なものです。

シニア層にとって、日々年齢と共に身体が衰えていくことで起こる『運動不足』『免疫力の低下』『病気リスクの上昇』といった不安がいつも付きまとうもの。しかし、発声練習を行うことで得られる素晴らしい効果の中には、これらの不安もカバーし、想像以上に多くのメリットが存在するのです。

発声練習のメリット①『声帯筋の維持と向上の効果』

発声練習 高齢者 リハビリ 例題

高齢者に限らず「若い頃はこの歌を歌えたのに、今はもう声が出ない」「最近声を張るのが辛い…」という悲痛な声は身近でよく聞かれます。当然シニアの中でもこのような悩みは多いので、改善及びスキルアップのために発声練習が重点的に行われます。

老化による筋力低下が原因で走ったりできなくなることと同じように、声を出さなくなると、筋肉で構成されている声帯筋そのものが衰えていくことは当然のことです。意識的にしっかり発声を行うことで、普段の話し声とは違ってお腹から大きな声を出すことになるので、声帯筋や腹筋はもちろん、声量の維持や向上に繋がるのです。

発声練習のメリット②『肺活量、呼気量アップで息苦しくなりにくい』

発声練習 高齢者 リハビリ 例題

「たくさん話すと息苦しい…」「ちょっと階段を上っただけで息が上がる…」という悩みも高齢者の間でよく聞かれます。これは肺活量や呼気量の低下によって訪れる息苦しさと言われています。

人は歌を歌う時に息継ぎをします。息継ぎをする際に酸素を肺に入れることになりますが、肺活量や呼気量が低下していると十分な酸素の量を肺に入れることができず、身体が必要としている酸素の量と呼吸のバランスに差が出てしまいます。これが原因となり、「歌っていると辛い」「息が続かない」といった状態になるのです。

加齢と共に肺活量や呼気量は低下していくものといわれています。オーディションの場で言えば、歌唱・台詞・ダンスなどの場でも肺活量は非常に重要なポイントです。

この肺活量も発声練習を日々おこなうことで、肺そのものの運動能力の低下を防いだり、酸素を取り入れる力をアップさせるという大きなメリットも存在します。

発声練習のメリット③『咀嚼や嚥下機能の維持、認知症などのリスク低下』

発声練習 高齢者 リハビリ 例題

咀嚼(そしゃく)とは食べ物を噛むことをいい、嚥下(えんげ)とは飲み込むことをいいます。高齢者になってくると、この咀嚼や嚥下機能が低下し、噛むことや飲み込むことが出来なくなってしまう方は非常に多いのです。

今では当たり前に噛んで飲み込むことができている人でも、やがて加齢とともにこれらの機能低下が訪れる確率はゼロではなく、運動機能の低下から、流動食や経管栄養といった“口から食べる喜び”を失わざるを得ません。また精神面の低下にも繋がり、認知症などのリスクにも大きく関係してくると言われています。

発声練習を行うことは、表情筋は元より、口周りの筋肉を積極的に動かすことになるので、咀嚼(噛む)こと、嚥下(飲みこむ)の低下を防いだり、また認知症などのリスクを下げる効果があるとされているのです。

発声練習のメリット④『免疫力アップと病気リスクの低下』

発声練習 高齢者 リハビリ 例題

発声練習は、肺や気管支を強くするだけでなく、高齢者ならではの死亡リスクが高いとされる病気にも効果的だと言われています。

高齢者は加齢とともに免疫力だけでなく身体の運動能力も低下してしまう傾向が多く、一旦風邪などの病気にかかってしまっただけで、若い方と比べると完治するまでに時間がかかり、更には悪化しやすく肺炎などのリスクへの不安がつきまといます。

ここでお伝えしたいのが、高齢者が病気にかかりにくくするために必要な『NK(ナチュラルキラー)細胞』の活性化に発声練習がとても効果的であると医学の面でも大注目されていることです。簡単に分かりやすくいうと、発声練習で”笑う”といった動作をすることで表情筋を動かすと、普段大人しくしているNK細胞が一気に活性化します。

この細胞の活性化が、身体の免疫力の向上に効果が期待できるとされているのです。NK細胞には免疫力の向上だけでなく、身体の血流を上げ、代謝やホルモンの分泌といった衰えを防ぐのに大変重要な働きをしてくれるのです。

高齢でも驚くほど綺麗な女優さんや、若々しいスタイルを保っている俳優さんも、こうした発声練習をはじめとしたレッスンを継続して実践しているからこそ、見た目の維持や老化防止などに繋がっているとも言えます。

つまり発声練習は、年を重ね、身体の機能が低下してしまうことが予測される高齢者こそ行っておいて損がないレッスンといっても過言はないのです。

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ここまでで発声練習にとても良い効果が期待できることはお分かりいただけたことでしょう。ですが「さぁ発声練習をするぞ!」と意気込んでも、いきなり大声で発声練習を行うことは”絶対にタブー”です。

分かりやすくいうと、スポーツ選手が準備運動無しで全力疾走すればどうなるでしょうか?私たちが寝起きで全力で走ることは難しいように、筋肉が硬いままの身体では最大限の力を発揮することができないのです。

そして思わぬ怪我をしてしまうことに繋がりかねないのです。確かに準備運動が面倒だと思う方もいるでしょう。走るわけでもない、記録を出すためのものでもない発声練習に、なぜ準備運動が必要なのでしょうか。

発声練習 高齢者 リハビリ 例題

それは、脳が「発声しよう」と信号を身体中に送ることから始まりますが、筋肉は実は脳から信号が送られてきても、すぐには目覚めず、眠ったままであると言われています。

準備運動を行うことで、筋肉は少しづつ目覚め、脳だけでなく身体そのものも結果を出すための準備を整える大切な時間となるのです。また、高齢者が発声練習で準備運動もせずにいきなり大声を出すことは、心臓にも大きな負担がかかりやすく血圧が一気に上昇します。

身体に良くない変化を起こさせる原因になることも懸念されるため、特に準備運動は無理なく行い、発声練習だけでなく準備運動をすることにも大きな意味があることはキチンと理解しておくべきなのです。それでは、実際に発声練習の前にはどのような準備運動をすべきなのか詳しく紹介していきましょう。

準備運動その①『あご・ほほを動かす』

  1. 口を大きく開ける。
  2. 口を閉じる。
  3. ほほを膨らませる。
  4. ほほをへこませる。
  5. ほほをへこませた状態から、口をパッと開ける。

この1~5を5回繰り返します。口を開けるときは、あごに負担をかけ過ぎないよう、一気に大きく開けずに、無理ない大きさに開けることから始めましょう。

ほほを膨らませる、へこませる動作は肩を上げずにリラックスしておこなうと自然な動作で負担なく準備運動ができます。

準備運動その②『舌の出し入れ・上下運動』

  1. 口を軽く開け、舌を真っすぐと外に突き出すように伸ばします。
  2. 口の中に突き出した舌をゆっくり戻します。
  3. 口を軽く開け、舌を外に出します。
  4. 出した舌先を鼻に近づけるように舌を上にあげます。
  5. こんどは舌先をゆっくりとあごにつけるよう下向きに下げます。

1~5の動作を3回無理なくゆっくり繰り返します。この準備運動では、舌根の柔軟運動ができます。滑舌も良くなり、舌周りの筋肉をほぐす効果があるので、小顔効果も期待できるのでオススメです。

鏡で口元を見ながら準備運動をすると、舌の動作の意識がしやすくより効果的です。是非試してみましょう。

準備運動その③『唇を動かす』

  1. 「ウー」と言いながら、唇をしぼませ突き出します。
  2. 次に「イー」と言いながら、唇を横にひきます。
  3. 唇を元に戻し、ブルブルと振動させます。

1~3を5回繰り返します。この準備運動をおこなうことで、唇を柔らかくし、同時にほほの筋肉もほぐす効果が期待できます。発声・発語した際に、音がクリアに・柔らかく発声することができるというメリットがあります。

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高齢者向け発声練習に最も効果的な掛け声と早口言葉(口腔体操)

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より良い発声練習のための準備運動ができたら、早速発声練習の本題を実践していきましょう。発声練習で例題とされる文章は沢山ありますが、それ以前にまず続けることが一番重要です。ここからは実際に介護・医療の現場で積極的に採用されている“リハビリ効果も兼ねた発声練習法”を紹介します。

『掛け声体操』は楽しく全身を使って三半規管の強化、『パタカラ体操』『早口言葉』では舌を動かし、衰えやすい口腔機能の維持や向上に効果があると言われています。どの練習法も一人で気楽に行うことができるため、時間があれば誰でも簡単に実践できるのもオススメポイントです♪

高齢者向け口腔体操その①『掛け声体操』

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この発声練習は足を肩幅に開いてリラックスして行います。腕を上げたり全身を使って楽しく練習することで、三半規管の強化やストレス発散にも効果的とされ、リハビリにも積極的に採用されています。

  1. 「エイ、エイ、オーッ!!」
  2. 「エッサ、エッサ、エサホイサッサー!!」
  3. 「フレ、フレ、フレー!!」
  4. 「ワッショイ、ワッショイ、ワッショッショーイ!!」
  5. 「ヤッホ、ヤッホ、ヤッホッホー!!」
  6. 「ヤッタ、ヤッタ、ヤッター!!」

これらの言葉を2回繰り返し練習しますが、この発声練習では、同じ言葉を繰り返すことで、発語が安定し、語尾が「ー!!」と伸ばす『ロングトーン』の練習の意味も兼ねています。滑舌良く発声するだけでなく言葉を伸ばすことで、発語と発音の強弱・伸び縮みの練習ができる点がポイントです。

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高齢者向け口腔体操その②『パタカラ体操』

高齢者の施設などで実際にレクリエーション活動としておこなわれる運動に”パタカラ体操”と呼ばれる有名な発声練習法(口腔体操)があります。

  • 「パ」→唇の筋力を鍛える。
  • 「タ」→舌の前方筋肉を鍛える。
  • 「カ」→舌の後方筋肉を鍛える。
  • 「ラ」→舌の上方筋肉を鍛える。

といったそれぞれの効果があると言われています。食事前に行う施設も多く、これは咀嚼(噛む)嚥下(飲み込む)に効果的な体操であるからと言われているのです。

この「パ・タ・カ・ラ」の4つの文字を使って、発音をしてみましょう。

  1. ドレミファソラシドを「パタカラ、パタカラー」の言葉で発音します。発音できたら、今度は逆に「ドシラソファミレド」をまた「パタカラ、パタカラー」で発声します。(※3回繰り返します)
  2. 知っている歌を「パタカラ」の発声のみで歌います。有名な曲で例えると『さくら』の歌を「パパパ、タタタ、カカカカカカカー、ララララララララー…」といったように、小節ごとにパタカラで発声していく練習法です。これはどの曲でも好きな曲で構いません。とにかくパタカラで発声してみましょう。意外と簡単で楽しく続けられるのがポイントです。

高齢者向け口腔体操その③『早口言葉(滑舌体操)


【初級編】

  • 「にわには にわとりが にわ いました」
  • 「なまなまず なまなまこ なまなめこ」
  • 「しんじんかしゅ しんしゅん しゃんそんしょー」

【中級編】

  • 「たいへん たっしゃな たびやさん たいこ かわりに たらいを たんたん たたいて たんかきる」
  • 「このこなかなか かたかなかけなかったな なかなかったかな」
  • 「よぼよぼびょう よぼうびょういん よぼうびょうしつ よぼうほう」

【上級編】

  • 「きつつき きつきちゅう きつくきに ずつきし きずつき きぜつし きつきつづけられず」
  • 「のうしょうむしょう とっきょきょく にほんぎんこう とっきょきょく せんばいとっきょ きょかきょく」
  • 「なななまむぎ なななまごめ なななまたまご」

発声練習 高齢者 リハビリ 例題

この早口言葉を練習することにより、発声に重要な滑舌のスキルアップが期待できます。最初はとても難しく噛んでしまう方がほとんどで、無理だと諦めてしまうこともあるかも知れません。

ですが医学的にも、口や舌を積極的に動かすことは、老化を防ぎやすい傾向があると実証されているのです。口を使うことで、脳に信号を送り、認知症の防止にも効果的といわれているほどです。

また手軽に行える早口言葉は、毎日ちょっとした時間の合間に実践することで、表情筋、呼吸器、脳のトレーニングにも繋がります。身体の機能が衰えやすい高齢者にとってとても効果が期待できる最も意味のある練習となるのです。

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発声練習 高齢者 リハビリ 例題

ここまでは独自で実践できる声練習法について紹介しましたが、中には「一通りやり終えた、だけどもっと満足のいく練習をしたい」「一人では中々続けられない…」という方もいます。その他、シニアタレントとして活動をされている方のように「芸能のシニアの世界で活躍してみたい!」「年齢を重ねた自分だからこそ、できる表現をしたい!」といった方も多くおられます。

自由な時間が持てるシニアだからこそ、発声練習を更にレベルアップ、そしてスキルアップさせることは可能です。とはいえ、一人で発声練習を行うことにも必ず限界というものが存在します。そのため、更に高めたいという方は、やはりプロの専門家のレッスンを受けることが確実だと言えるでしょう。

高齢者の多くには、自身の勝手なイメージで「芸能事務所や養成所などは若い方だけしか募集されていないのでは?」と思われやすいのですが、実際にはシニア層を募集したオーディションも頻度高く行われています。現在活躍しているシニアタレントや歌手も同じようにオーディションを受け、合格後にレッスンを受けながら様々な活動をされているのです。

次の項目で紹介する芸能事務所のオーディションへの参加費は無料となっており、まずはオーディションがどのようなものか気軽に体験できることも魅力の1つと言えるでしょう。レッスン費用や回数、カテゴリーなどは事務所によって様々ですので、自分の都合に合った事務所を探してみても良いかもしれませんね。

シニア募集のある事務所①『テアトルアカデミー』

芸能界の最大手プロダクションとして大変有名で、一度は名前を聞いたことがある方も多いでしょう。テアトルアカデミーでは売れっ子子役が所属している世間のイメージが強いですが、実はシニアタレントで活躍されている方が多く所属されている事務所としても有名です。

オーディションも毎月行われており、積極的に募集がされています。応募条件も参加費無料・年齢不問で、容姿・スタイル・特技などについても一切縛りがなく、気軽にオーディションを受けることができます。

また、テアトルアカデミーでのシニア向けレッスンは、各レッスン生に応じて特技や趣向を活かせるような続けやすいプログラムとなっている点が、応募が殺到する人気ポイントです。演技・歌唱・時代劇・ダンス・日本舞踊・ヨガといったレッスンメニューも豊富で、楽しく趣味のようなレッスンを受けられるといった声も特徴的です。

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シニア募集のある事務所②『劇団東俳』

劇団東俳も芸能界では屈指の大手事務所と呼ばれています。レッスンが行われるスタジオは、東京・大阪・埼玉・静岡の4ヶ所がメインとなっていて、アットホームな雰囲気でレッスンを受けることができます。レッスン内容は演技を中心に、ダンス、音楽、日舞関連となっており、レッスン生に合わせたカリキュラムが用意されています。

大人数でのレッスンが苦手な方でも、1クラス最大15名までの編成となっているので、積極的にレッスンに取り組める雰囲気となっているようです。また映画監督・俳優・演出家といった現役プロの講師陣のレッスンを受けられることもオススメのポイントです。

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シニア募集のある事務所③『セントラル株式会社』

積極的にシニア層の募集を行っているセントラル株式会社。応募から約1週間程度でオーディションの日時の案内がされ、オーディション後の合否通知も2~3日以内に郵送で届くというスピーディーさが魅力と言われています。

もちろんオーディション参加費用も無料で気軽に参加ができる点や、演技・ダンス・歌唱・アクション・モデルといった多方面に向けたレッスンを受けることも可能です。

レッスンでは豪華な講師陣が多く所属していますが、型にはめるような指導ではなく、向上心や楽しく実力をあげていける、実感できるレッスンもセントラル株式会社ならではの魅力だと評価されています。

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発声練習で人生を輝かせるきっかけに!

発声練習 高齢者 リハビリ 例題

というわけで今回は高齢者のための効果的な発声練習法について紹介してきました。単なる発声練習といえど、高齢者が自ら発声をすることは、歌が上手くなるという目的以外にも、認知症の防止や身体の健康維持といった良い効果をもたらせ、続けることがとても重要であることが理解されたのではないでしょうか。

とても効果が高いので、「すぐにでも発声練習をした方が良い!」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、高齢者は若い方のように無理は禁物です。頑張りすぎて次の日に声が出ない、または喉が痛いといったような体調不良になってしまっては続け辛くなり、せっかくの練習なのに効果を実感する前に止めてしまうことになりかねません。

一番大切なことは、まずは自分なりに無理がないペースを作ることからはじめましょう。「今日は体調が優れない…」と、そんな時は無理に練習をするのではなく、ゆっくりと身体が練習できる状態にしてあげることが優先です。

高齢者には病気や体調不良のリスクは付き物です。「まだいける!」と思うよりも「今日はこの程度にしておこう」と自分で抑制しながら、日々無理なく出来る程度の練習を続けることが効果を生み出す最短の近道になります。

発声練習 高齢者 リハビリ 例題

また、今回紹介したように、さらに高みを求める方や「どの程度練習すれば良いのか分かりにくい!」といった方には、専門家によるレッスンを受けることを強くオススメします。プロの専門家であればその人に合った練習方法や、プロならではの目線で効果が実感しやすいものを優先してレッスンを行ってくれるというメリットが大きいでしょう。

  • 個人でマイペースに発声練習をするも良し。
  • 専門家のもとでステップアップしながらレッスンを受けるも良し。

その結果、貴方が無理なく毎日続けられることが全て結果につながるのです。

”美味しい食べ物を自分の口で味わいながら食べられる”

…そんな当たり前のように思える日々が長く続けられるよう、工夫しながら、発声練習を楽しく実践していきましょう。きっと毎日の景色が変わってくるはずですよ♪

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