インターナショナル・メディア学院という声優養成所をご存知でしょうか?業界初の『YouTuber』を育成するコースも備えており、時代の最先端を行く養成所です。
声優養成所としての歴史はまだ浅めですが、海外にも拠点のある今勢いのある養成所です。『ドラゴンボールZ』シリーズではベジータ役を、『名探偵コナン』では服部平次役でおなじみの大物声優、堀川りょう氏が学院長を務めている事でも有名です。
ちなみに、インターナショナル・メディア学院は『アズリートカンパニー』と『IAMエージェンシー』という2つのプロダクション付随の養成所です。では、入所するためには一体どうすれば良いのか、逆に現在入所している方が退学(退所)したいと思った場合はどうすれば良いのでしょうか。
そこで今回は、インターナショナル・メディア学院を退学(退所)するための手続き方法をはじめ、退所に関するトピックをまとめてみましたので、気になる方はチェックしてみて下さい。ただし、当記事で紹介している内容はあくまで“非公式情報”として紹介していますので、全ての内容が正しいわけでは無いという前提の上で参考にしてみて下さい。
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インターナショナル・メディア学院を退所するためには?
インターナショナル・メディア学院の退所方法について、今回は東京校を例にして紹介したいと思います。まず、インターナショナル・メディア学院へ入所するためには、初期費用が216,000円ほど必要になります。
この初期費用は、分割払いも可能となっており、入所する全ての人が支払う必要がありますので、予め必要資金として用意しておきましょう。
後は、月々の月謝制で、辞めたいと思った時、契約書などを取り交わして辞めたい時点で簡単に退所することが可能です。年単位での授業料の搾取などが無いため、インターナショナル・メディア学院からの退所に関しては安心して良いと言えそうです。
地方校や海外では、少しルールが違う可能性もありますので、地方校や海外の場合は、予(あらかじ)め直接事務所に問い合わせて確認してみましょう。電話番号は『03-5386-7545』の東京校のみが記載されていますが、掛け間違えの無いように、必ず公式HPで確認してから電話を掛けるようにして下さい。
ちなみに、初期費用216,000円を分割で支払っていて、仮に未納があった場合は、退所の際に支払いの義務が発生します。退所する方にとって、ここがネックと言えばネックですが、そもそも支払っていないこと自体に問題がありますので仕方ありません。
ただ、先述の通り、終了課程までの全ての授業料の支払いの義務が無いのは素晴らしいシステムです。他の養成所では、支払いの義務があるところも多いので、退所を考えている場合は速やかに手続き可能です。
月々の月謝の支払いの関係で、退所を考えている場合は、週一に授業2コマ選択しているものを、1コマに変更することで半額になります。半額であれば大幅に支払いが楽になりますので、何らかの理由で金銭的に苦しい場合は授業コマ数を減らすと良いでしょう。
すぐに諦める前に、支えになるシステムがインターナショナル・メディア学院には揃っています。もちろん、コマ数を減らせば実力が付くスピードも他の人より遅くなるかもしれないというデメリット等も出てきますので、そこも勘案(かんあん)しましょう。
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まず、声優になる方法とは?
まずは声優になる方法から順を追って説明していきたいと思います。「声優になりたい!」と思ったら、『専門学校』または『スクール(※学位の取れない)』に通うか、プロダクション付随の『養成所』に通う、もしくは一般公募のオーディションを受けて合格すれば、晴れて声優としてデビューとなります。
ちなみに、専門学校や養成所に通うと必ず声優になれるわけではなく、最終的に各々で行われているオーディションを受け、合格者のみがプロダクション所属になるという厳しい道のりです。
声優オーディションには一般公募もあるにはあるのですが、素人が合格する可能性は極めて少なく、受かる人は元々演劇の経験があったり過去に養成所に通っていたりと、基礎スキルを持った方々です。素人が受かる可能性は決して0ではありませんが、限り無く狭き門であることを理解しておく必要があります。
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専門学校は、自分が所属したいプロダクションのオーディションを複数選択することが可能ですが、養成所は、プロダクションが養成所を運営しているため、デビューするプロダクションが始めから決まっています。
ですので、所属したいと思う声優養成所(プロダクション)を予め選択する必要があります。ただ、専門学校は完全な素人(未経験者)からでも通えるのに対し、声優養成所にはオーディションがあり、ある程度の実力が無ければ入所できない場合が多いことが難点です。
メリットとしては、多くの養成所が週1ほどのレッスンとなっており、学業や仕事と並行して通えるようになっています。専門学校は毎日みっちりとレッスンがあるので、仕事や学業と並行することが難しいこと、費用もどうしても高額になってしまいますが、先述の通り素人でも安心して通えて、基礎から学ぶことが出来ます。
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まずはプロダクションへの所属を目指そう
一般公募でも声優になることが出来ますが、プロダクションに所属していると、優先的にお仕事が舞い込んできて受けられるオーディションの数も増えますので、まずはプロダクション所属を目指す事をお勧めします。
プロダクション所属ですと、手数料をとられてしまうのですが、基本的に芸能界ではそれが通例です。その代わり、売り込み等のマネジメントをしてもらえますので、所属していると何かと安心です。
やはり、できれば強いプロダクションに所属したいところです。何故なら、声優は芸能界の中でもスカウトというものがありません。自分で行動及び発信をしていく必要があります。また、オーディションを経て正式にプロダクションに所属しても、配役(仕事)を勝ち取るために案件オーディションが待っています。
ですから、度重なるオーディションに耐えられるだけの強靭なメンタルも同時に必要になってきます。オーディションが多いのでややこしいですが、お分かりいただけましたでしょうか。
非常にざっくりした流れを説明すると、養成所に入所するためのオーディションを何回か受け、その養成所から今度は声優事務所に所属するためのオーディションを何回も受け、その声優事務所で仕事を得るためのオーディションを何回も受け続けるという流れになると思って良いでしょう。
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悪徳オーディションに気を付けよう
もう一つ、注意喚起として付け加えておきたい点があります。一般公募のオーディションは有料のものが数多く存在し、中には詐欺まがいの、参加費用を搾取するだけのオーディションも存在しているのです。
オーディションを受ける時は、事前に母体をしっかり確認しておきましょう。そして、オーディションを受ける場合は、過度なメイクや格好は避け、好感を持ってもらえるような服装やメイクにとどめます。
厚化粧やコスプレはマイナス要因になってしまうだけなので注意が必要です。また、必ず遅刻だけはしないように気を付けましょう。水分補給も喉(のど)に必須なものですので、声に影響しないように“普通のミネラルウォーター”等を持参するといいでしょう。
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養成所としてインターナショナル・メディア学院を選択すると・・・?
“養成所は声優プロダクションが自社の声優になってもらうために直接運営しているところ”だということを前の段落でまとめました。
ですので、インターナショナル・メディア学院を選択した場合、将来所属することになるかもしれないプロダクションは、冒頭の通り『アズリートカンパニー』と『IAMエージェンシー』という2つのプロダクションになっています。
養成所に通うのは2年間が原則となっており、進級して、ベーシックコースから一年を経て、声優アドバンストコースに進みます。3ヶ月に1回は進級オーディションがあり、稀ではありますが、実力が伴っている方はすぐにアドバンストコースに進むチャンス(※いわゆる飛び級)が待っています。
次は声優プロコースなのですが、ここでは、ほとんどの方が声優としてお仕事を貰いながら通うことが出来ます。ですので、デビューが近いポジションになる計算です。
他にも、ベーシックコース等を選択していると、オプションで『YouTuber声優プロコース』など、他のジャンルの授業も選択可能で、幅広いサポートがあります。
もちろん、その分の授業料は納めなくてはいけないのですが、得られるものも非常に大きいと言えるでしょう。オプションのコースもその都度支払いとなりますので、オプションも止めることが可能です。
声優プロコースまで上り詰めた人は、声優として既に『プロ』ですから、事務所所属になるチャンスが待っています。
当然全員が受かるわけではなく、厳しい道のりではありますが、インターナショナル・メディア学院は、自社制作アニメやラジオなどのコンテンツを持っているため、デビューのチャンスが多いのがメリットです。
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インターナショナル・メディア学院のデメリットとは
まだ歴史が浅く、大御所と呼べるような先輩がいないことです。言い換えれば変な圧力が無い、とても風通しの良い事務所とも言えます。先輩に変な気を遣うことなく通うことが出来ますね。
とはいえ、先輩方を尊敬することは当たり前であり、教えてもらえるチャンスもありますので、謙虚でいる姿勢はとても大切です。お仕事がもらえた場合、別の事務所の芸歴の長い声優さんと仕事が一緒になる場合もあるでしょう。
その時、失礼があっては事務所の看板とあなた自身のポジションを失ってしまいます。人間関係には常に注意しておいた方が良いとも言えます。
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日ナレとの比較~退所編~
日ナレと言えば週1コースの場合、初期費用100,000円と授業料が安いことがメリットの1つです。ただし、授業料は年単位で収める必要があります。
年間授業料200,000円で、年単位で勘案すると安いほうではあるものの、退所したいと思っても年単位での支払いになるため、途中で辞めてしまうと返金されません。勿体無いですので、ギリギリまで通うと良いかもしれません。
ちなみに、進級審査は年に一度しかありません。在籍期間は、人によって異なりますが、4年間がマックスとなっているそうです。
そのあと、マイクを初めて使える研修科に挙がることが出来ますが、そこでも所属は2年間までとなっています。ちなみに、入所オーディションで実力ありと判断された場合は、基礎科を飛ばして次の本科からスタートも可能だそうです。
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それでも、事務所預かりになれるのはごく一部と、極めて厳しい道のりです。ですが、年単位とはいえ授業料や初期費用が安いのは大きなメリットでしょう。歴史も古く、力のある養成所となっています。
大御所である声優さんも存在します。研究科ではボイスサンプルの作成は可能ですが、個々のニーズに沿って施設を借りて自由にボイスサンプルを作るようなことはできません。
どこの養成所でも共通するのですが、ボイスサンプル作成の設備は、声優を目指すなら自宅に備え付けるのが当たり前の世界となっています。自分に合ったマイクを探すのも結構大変です。
マイクを試せる楽器屋さんに通って、色々試すと良いでしょう。他には、音声編集ソフトや、パソコン、オーディオインターフェース、鳴りの良いスピーカーまたはヘッドホンなどが必要になってきます。
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⇒声優オーディションに合格するセリフ選びとボイスサンプルの作り方
今回のまとめ
記事は参考になりましたでしょうか。改めて申し上げますが、声優を目指す道のりは厳しいことを覚悟しておく必要があります。結婚式の司会などはまだまだ需要がありますが、アニメ、ゲームなどの出演の機会を得られるまでに達するのは容易ではありません。
しかし、近年ではゲームの数が増え、ゲームの方は需要は高めです。そのためには、なるべく早く実力を備える必要があります。
インターナショナル・メディア学院は、自社コンテンツを持っているので、デビューの道のりが比較的容易です。それと、授業料も月謝制の為、やめたいときにいつでも辞めることが出来ます。
初期費用は返ってきませんので要注意です。一方で、日ナレなど他の養成所では、授業料を年単位もしくは全過程を納める必要があるところがあり、途中で辞めたくても返金の無いケースが多々あります。
もちろん、養成所を変えたら即デビューできた、というケースも存在しますので、退所に関してはそこまでネガティブに悩むこともありませんが、返金制度に関しては良く調べておきましょう。
電話などで問い合わせると、丁寧に説明してもらえるはずです。もし、退所に関して明確な返答がない場合は、その養成所はブラックだと言わざるを得ません。
どの養成所に入るにしろ、疑問に思うことがあれば、説明会や電話にて積極的に質問することをオススメします。それだけのアクティブさが無ければ、声優の世界では生き残ることが出来ないとも言えます。
声優はスカウトがありません。全て自ら発信する必要があるのです。今回は退所に焦点を当てましたが、この記事をご覧になっている方が、声優に成れることを祈るばかりです。
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