過去には陰の職業と言われていた『声優』という仕事。キャラクターや俳優、ナレーションなど幅広く声を活かして活動する声優ですが、ここ数年で声優界が大きく変化していることをご存知でしょうか?
『アイドル声優』と呼ばれる方が居たり、メインスポットを浴びる声優の数も多く、アフレコなどの仕事がメインとされていた声優も、今ではCD・雑誌・写真集の出版、テレビ番組への出演、そしてイベントにライブへの出演…と、あらゆる場所に引っ張りだこの”超人気職業”の1つです。しかし声優を志す方が多い反面
- 「オーディションも行ったことない素人だし無理かな…」
- 「何からすればいいかわからない…」
- 「声に特徴ないし無理だよね…」
- 「どうやって合格するの?」
…といった不安や悩みを持つ方も多く、行動に移す前に自分の想像だけで難しいと諦めてしまう方がいることも事実です。そこで今回は『オーディション未経験者でもどのようにすれば声優になれるのか』をテーマに、具体的かつ分かりやすく紹介していきたいと思います♪
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第5次声優ブーム到来!!未経験者が今から声優になるのは難しいの!?
『声優名鑑』という本が出版されていることをご存知でしょうか?実はこの本に登録されている声優の人数だけでも、2018年の段階で約1,371名にも上ります。男女別に振り分けると、2018年の声優名鑑に掲載されている人数は男性声優で571名、女性声優で800名と公表されています。
まずここで把握しておきたいことといえば、2001年に声優名鑑に登録されていた人数が約370名ほどだったようで、なんとこの20年近くで約4倍もの声優の方々が輩出されているというデータがあるということ。
”第4次声優ブーム”と言われた2010年出版の声優名鑑に掲載されている人数と比較しても、約264名もの登録が増え、2018年以降には近々第5次声優ブームの到来が予測されているほど声優人気が高まっており、声優志望の人口にも大きく反映されていると言われているのです。
そしてもう1つ知っておきたいことが、声優名鑑に掲載されていない声優も多く存在しているということ。現在の声優界全体をみてみると、声の仕事をしている方は国内に約1万人ほどいるとされており、その中でも声優一本で活躍されている方がほんの一握りだけという現実。
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現在声優志望者は約30万人!?でも実は大チャンス!!
先ほど紹介した名鑑に載っているような声優陣というのは、大々的な活躍をされていたり、世間に認知されている知名度がある方の人数といっても良いでしょう。ちなみに、現在国内で声優を目指している方の人数は約30万人にも上ると言われています。
そんな約30万人にも上る数多のライバル達の中から1万人の枠の中に入らなければいけないことを考えると、倍率的には非常に厳しいように思えますが、実は大きな勘違いだったりします。いまやテレビで放映されているアニメ作品というのは、毎週放映されるドラマの本数を上回る作品数とまで言われています。
これは世間のアニメ人気を伺わせるもので、更に言えばテレビゲームやスマホのゲームアプリ、そしてテレビ以外のメディアアプリで放映されるアニメ作品など、声優としての仕事量は非常に多くあると言えるでしょう。日本のアニメは海外からの評価(人気)も高く、需要も増加傾向にあるので、今後は更に声優業の拡大が期待できるのではないでしょうか。
つまり、アニメ作品が少なかった時代やスマホアプリが普及していなかった時代を考えると、約1万人もの方々が声の仕事をしている今の時代だからこそ、逆に“夢を叶えやすい大きなチャンスの時代が到来している”と言っても過言では無いのです。なので、是非この第5次声優ブーム到来と囁かれる波を利用し、声優という夢を叶えるチャンスに繋げていきましょう♪
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未経験者が声優になるための方法は3種類
それでは、まだ声優のオーディションに応募もしくは参加したことが無い未経験の方にも分かりやすいように、ここからは声優になるための3種類の選択肢を紹介したいと思います。
次の項目から紹介するこの3つの方法が“一般的な声優になるための方法”とされていますが、やはりオーディション未経験ということであれば、養成所などが主催する入所オーディションなどで、どのような雰囲気か、そして何が求められるのかを一度経験してみる方が良いでしょう。
その①【専門学校・養成所への入所】
「声優になりたいけど知識もスキルも無い」という方は、まずアニメや情報関連の専門学校または養成所へ入所することをオススメします。現役声優やプロの講師陣から基礎レッスンを受けることが可能な他、将来事務所所属のチャンスもあるのが大きなポイントと言えるでしょう。
現在活躍している声優の多くはこうした養成所などを経て活躍しているケースが一般的です。もちろん養成所に入所するためにはオーディションを受ける必要がある場合がほとんどで、そのオーディションでは適正などの審査が主となっています。
その②【声優事務所のオーディションを受ける】
直接声優事務所の新人オーディションを受ける方法もあります。近頃声優事務所では、即戦力として活躍が見込める逸材の発掘に力を入れている事務所も存在していて、未経験者でも応募が可能なオーディションが開催されていることも多くあります。
とはいえ、未経験者が声優事務所のオーディションで合格することはかなり厳しいものとなっており、①でも説明したように、事務所に所属する多くの声優はまず養成所で実力やをつけた方が多く、やはりそれが一番合理的だと言えるのかもしれません。いきなり事務所のオーディションに合格できる未経験者は、事務所にとってよほど光る逸材だと評価された方のみです。
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その③【一般公募オーディションを受ける】
記事の中でも紹介していますが、一般公募オーディションでは、プロとして活動している声優以外の”幅広い未経験者向け”のオーディションとなっています。この一般公募でオーディションに参加したことの無い全くの未経験者が合格することはかなり難しいでしょう。
こちらも合格すれば所属できる事務所のオーディションと同様に、よほどの才能や魅力、そして実力が無い限り合格することは厳しいでしょう。いざオーディションで「○○をやってください」などとオーダーがあっても、未経験では即座に適当な対応をすることは難しく、厳格なオーディションの雰囲気に圧倒されてしまうことはよくある話なのです。
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声優オーディションの未経験あるある
「オーディションや応募用紙で記入必須の”きっかけ”って重要なの?」という質問を掲示板などでもよく見かけます。確かに志望する動機というは履歴書やオーディションなどでも記載が必須となるものです。他の職業の面接で志望動機を聞かれたときを想像してみると、きちんとした回答が出来なければ受からないのも当然のことでしょう。
しっかりとしたきっかけがあればベストですが、声優になりたいと思う方の多くのきっかけが“テレビアニメを見ていたこと”だったというパターンが多く、あまりにもベタ過ぎることから「こんな当たり前のようなきっかけだと声優にはなれないかも…」と思い、結局何もせず諦めてしまう人がいるのも事実です。
しかしまだまだ諦めるのは早いです。意外と声優になりたいと思ったきっかけは、決して誰もがしっかりしたものばかりではないということ。声優に限らず言えることですが、ひょんなきっかけから志す方も思いのほか居るものなのです。
では実際に、現役で活躍されている声優さん達はどのようなきっかけで声優になったのかをご紹介していきましょう。もしかすると声優の世界がこれまでよりもっと”身近に感じるきっかけ”になるかも知れませんよ♪
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現役声優の“声優になったきっかけ”【男性声優編】
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男性声優その①【石田彰】
ガンダムを見て、子ども心に「パイロットになりたい~」くらいの気持ちで「声優になりたいな~」と思っていたそうです。大学のため上京し、養成所(現マウスプロモーション付属俳優養成所)からそのまま正式所属して活躍されたそうです。
石田彰さんの主な出演作品⇒『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』のアスラン・ザラ役、『新世紀エヴァンゲリヲン』の渚カヲル役、『銀魂』の桂小太郎役などが有名です。
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男性声優その②【神谷浩史】
俳優を目指し芸大を受験されたものの、試験直前に暗記が必要な台本の存在に気づき受験失敗されたそうです。諦めきれず、俳優になる勉強のために入った養成所が、なんと実は声優の養成所だったそうです。さらに俳優としては自身の身長が低かったことから、声優を目指すきっかけとなり、現在活躍されているそうです。
神谷浩史さんの主な出演作品⇒『進撃の巨人』のリヴァイ兵長役、『夏目友人帳』の夏目貴志役、『黒子のバスケ』の赤司征十郎役など。
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男性声優その③【福山潤】
当時好きだった女の子が声優を目指していて、一緒に居たいと思ったことから養成所へ入所したことがきっかけだそうです。現在は新会社を設立され活躍されているそうです。
福山潤さんの出演作品⇒『コードギアス・反逆のルルーシュ』のルルーシュ・ランペルージ役、アニメ『暗殺教室』の殺せんせー役、『黒子のバスケ』の花宮真役、『黒執事』のグエル役など。
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男性声優その④【中井和哉】
元々は市役所勤めの公務員だった中井和哉さん。「(週2休のお休みをつかって習い事として何かできないかな…)」と養成所へ入所したことがきっかけで現在も多くの人気作品に出演されています。
中井和哉さんの出演作品⇒『ONE PIECE』のロロノア・ゾロ役、『銀魂』の土方十四郎役、『xxxHOLiC』の百目鬼静役、『戦国BASARA』の伊達政宗役、『明日のよいち!』の鳶津涼役などが有名。
現役声優の”声優になったきっかけ”【女性声優編】
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女性声優その①【沢城みゆき】
小学校の学芸会で「すごいね」と褒められ、「(作文でも運動でも一番になれなかったけど、これなら一番になれそう…!)」と演技に興味を持ったことがきっかけだそうです。
沢城みゆきさんの出演作品⇒『ルパン三世』の峰不二子役、『ローゼンメイデン』の真紅役、『ストライクウィッチーズ』のペリーヌ・クロステルマン役、その他にもナレーターとしても大活躍されています。
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女性声優その②【水樹奈々】
演歌が好きなご両親のもと、幼い頃から“のど自慢荒らし”として活躍され、歌手になるため堀越学園に上京・入学するものの歌手の夢は伸びず、同時に養成所へも通い、高校2年生で声優デビューしたそうです。この後OPも担当することにより、元々本人の夢であった歌手の夢も叶えることができ、いまやソロドームコンサートや紅白歌合戦への出演などで大成功を収められています。
水樹奈々さんの出演作品⇒『NARUTO』の日向ヒナタ役、『鋼の錬金術師』のラース役、『魔法少女リリカルなのは』のフェイト・テスタロッサ役、『ハートキャッチプリキュア!』の花咲つぼみ(キュア・ブロッサム)役など。
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女性声優その③【上坂すみれ】
『ナースウィッチ小麦ちゃんマジカルて』の桃井はるこさん(元祖アキバアイドル)に憧れて声優という仕事に興味を持ったそうです。
上坂すみれさんの出演作品⇒『中二病でも恋がしたい』の凸守早苗役、『パパのいうことを聞きなさい』の小鳥遊空役、『アイドルマスターシンデレラガールズ』のアナスタシア役、『ガールズアンドパンツァー』のノンナ役、現在はアニソンアーティストとしても大人気です。
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女性声優その④【花澤香菜】
現在多数の雑誌やメディアでも大活躍をされている花澤香菜さんですが、好きな人気女性声優TOP3にもランクインされるほど大人気声優といわれています。本人が公表されている生い立ちでは、幼稚園児時代から子役として活動され、14歳の時アニメの声優オーディションを受けたことから声優としての活動が始まったようです。
花澤香菜さんの出演作品⇒『To LOVEるーとらぶるー』の結城美柑役、『化物語シリーズ』の千石撫子役、『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』の黒猫役、『ニセコイ』の小野寺小咲役など。
声優の夢を叶えるきっかけは人それぞれ
それぞれ声優達のきっかけも様々だということがお分かりいただけたのではないでしょうか?全くの未経験者から見ると、声優という夢までのハードルはかなり厳しいものと思ってしまいがちですが、”子どもの頃からの夢”のようなしっかりとしたきっかけを持っている方は意外にも少ないのかも知れません。
錚々(そうそう)たる有名な声優達が「好きなアニメを見ていて」だったり「学芸会の演技を褒められた」「好きな子が声優を目指していた」といったきっかけを大々的に話しているところを聞くと、どこか安心しませんか?
①育成型の声優養成所
日ナレや青二塾、81アクターズスタジオなど、大手事務所にも所属できる養成所は多いです(^▽^)/
🔰初心者コースもありますので、安心して勉強できそうですね。青二塾は業界でも厳しくて有名です💦
— 声優ナナ@声優になりたい人の応援&相談受付中 (@oTnAPzrHlUCX2Ve) 2018年12月10日
日常の些細なきっかけから声優への道を志すことは自然なことであると言えます。そしてそのきっかけを元に、現に夢を叶えて大活躍されている方も多くいらっしゃるのです。
「オーディションだから」「審査だから」といって、変に凝った偽りのきっかけ(動機)を用意しなければならないという必要性は一切無いのです。自然なきっかけだからこそ、相手に伝わりやすく、そして誰にでも理解されやすいものだと言えるのでしょう。
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声優になるために養成所への入所は視野に入れておこう
声優になるためにまず何からすれば良いのかを分からず、「声優には興味あるけど未経験だし…」と、悩んだり不安になっている方も多いのではないでしょうか?先ほど紹介したように、いまや声優業界の人気や需要はどんどん高まっており、それだけに声優オーディションも多く開催されています。
まずはぶっつけ本番で“声優になりたいから”という気持ち1つでオーディションに参加し、1度声優オーディションでは何が行われるのかを経験してみても良いかもしれません。ただ、何の準備もしないよりも、予め声優になるためには何が必要なのかリサーチしておくと良いでしょう。
情報を入れておくことは大きな武器になります。数多の声優志望者の中から選ばれる為には、その人の何かしらの魅力やオーディションを受ける上での必要な情報力に加え、声優として即戦力に繋がる技術を身に付けておく必要があり、その結果大幅にオーディションの合格率を上げることに繋がります。
【独りの時間に何をするか】
あなたはどんな努力をしていますか?当然ですが、努力を積み重ねなければ声優にはなれません。
そしてそれを毎日やること。自主練が重要です。養成所や学校で与えられるのは「練習方法」と「実践できる環境」だけです。
独りの時間に、
何をするかが最も重要です。— Voice_Guild (@Voice_Guild) 2018年9月8日
これまで紹介してきた人気声優達は、どの方も養成所で長い下済み時代を送り、多くの経験を積んできた方ばかりです。「絶対に声優になってやる!」「声優または歌手になるために本気でレッスンを受けたい!」「回り道をせずに声優の仕事に就きたい!」と闘志を燃やす方には、やはり養成所への入所をオススメします。
現在は声優ブームということもあり、未経験者でも入所が可能な養成所は数多く存在しています。”未経験者こそ基礎から学べる逸材”として募集を強化している養成所だってあるくらいです。
未経験者が声の仕事を得るために、まずは『どのように声を出すのか』という基礎部分から学びましょう。その他に『セリフの自然な読み方』や『声優オーディションに合格するための必要不可欠な技術』など、プロの専門家の元で直接学ぶことで、声優への一番効率的かつ近道になり、これが養成所に入所することの最大のメリットと言えるでしょう。
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俳協ボイスアクターズスクールスタジオ
このあと13時半から、昨晩の『諏訪部順一のラブナイツ!』&CAST!!!にて再配信です! pic.twitter.com/2jZGppVStR
— 諏訪部順一 Junichi Suwabe (@MY_MURMUR) 2018年12月7日
数ある声優養成所の中でも実力派を輩出、また芸能事務所としても長い歴史をもつ俳協ボイスアクターズスクールスタジオも未経験の方にオススメの養成所です。
『サザエさん』のカツオを演じた冨永みーなさんや『ONE PIECE』のブルックを演じているチョーさんなどの人気声優も所属していることで有名です。その他、関智一さんや大原さやかさんに諏訪部順一さんなど、数々の名声優を輩出してきました。
俳協では現役声優と一緒にレッスンを受けることが出来るのも大きなポイントと言えるでしょう。また各養成所でも存在する定期的な段階審査も短いスパンで設けられており、モチベーション維持もしやすいと非常に人気のある養成所になります。
インターナショナル メディア学院-株式会社IAM-
「名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)」試写会に来てくださった皆さんありがとうございました。
和葉役の宮村さんと袴姿でツーショットです。
4月15日より公開になります。皆さん宜しくお願い致します。 pic.twitter.com/XpdBf6udr4— 堀川りょう (@ryohorikawa) 2017年4月4日
声優界でも知らない人はいないと言っても過言ではない人気声優養成所『IAM』では、学べるカテゴリーがアニソン歌手・声優の他、現在スポットを浴びているVtuberの声優という豊富なラインナップがあります。
講師陣も大変豪華で、何といっても『ドラゴンボール』のベジータ役を務める堀川りょうさんをはじめ、『新世紀エヴァンゲリオン』の惣流・アスカ・ラングレー役を務める宮村優子さんといった豪華現役声優から直接レッスンが受けられることが大きな魅力の1つでしょう。
また都心部などではなく遠方や田舎に住んでいる方、仕事や学業で時間が上手く取れない方でも、声優の夢へ近づくことができるように無料のwebレッスンもあり、未経験者にとっても本当に有難く充実したシステムが揃っている養成所です。
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日本ナレーション演技研究所
本日はアイドルマスターシンデレラガールズ神崎蘭子!な日でしたので、ゴスロリとはいかずとも、かわいいフリっとしたワンピースにしてみました🌹チョコ。
目元も赤を入れてみたり。蘭子メイク💄 pic.twitter.com/hWWDStdgM5— 内田真礼 (@maaya_taso) 2018年10月18日
アニメ・ゲーム・洋画・ラジオなど、様々な現場で活躍されている人気声優やナレーターを多く輩出していることで有名な『日本ナレーション演技研究所(通称:日ナレ)』も業界大手の養成所です。
いまや大人気声優で上位に名前の挙がる『アイドルマスターシンデレラガールズ』にて神崎蘭子役を演じた内田真礼さんや、『進撃の巨人』でエレン役を演じた梶裕貴さんも日ナレの出身者として有名です。
グループプロダクションが多数ある日ナレは、養成所から先の将来までしっかりサポートをしてくれることも大きな魅力だと評価されています。
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一般公募オーディションで未経験者の合格が厳しい理由
実は未経験でも応募可能な一般公募オーディションというものも存在しています。インターネットで検索すれば多数のオーディションが検索にHitしますが、実はこの未経験者でも応募可能な一般公募オーディションには、非常に合格するには厳しいと言える一面があるのです。
パッと見れば「未経験者でも合格する可能性があるオーディションならいける!」と思いがちで応募もしやすく思えますが、この一般公募オーディションには、養成所や事務所未所属のド素人と言える未経験者だけでなく、未経験の素人の中に交じって本気で声優になりたくて勉強をしてきた人も応募してきます。
それだけならまだしも、アニメーションや情報関連の専門学校で基礎から学んできた人や、養成所や事務所に所属して本格的なレッスンを受けている人なども応募してくるので、よほどの光る逸材でない限り、未経験者ではオーディション合格の壁は非常に高く厚いのです。
声優のレッスンはおろか、まだ何も声優に関する一歩を踏んでもいない未経験者がオーディションの合格を目指すのは、もはや勇敢を通り越して無謀(というか無謀を通り越してバカです)です。
厳しいことを言うようですが、持って生まれた魅力・才能・センスの3拍子が揃ってもいない無い限り、未経験者が数多の経験者達を抜いてオーディションに合格する可能性はまず無いと思って良いでしょう。ただ、未経験者が一般公募されているオーディションに応募しても無駄になるわけではありません。
何よりも『無知』であることほど恐いものはないわけで、重要なことは色々とまずは経験してみて、その度に失敗を重ねてコツを掴んだり知識を得ることが大切なのです。オーディションを受けることで雰囲気やライバル達の実力を知る絶好の機会にもなり、こういったオーディションには養成所のスタッフがその場で参加し様子を見守っていることもよく聞かれます。
あなたの魅力や未経験者なりの実力を見せることができれば、業界関係者の目に止まる可能性も決してゼロではありません。確率は低いものの、養成所から素質を認められて声がかかる(スカウト)ことだってあります。つまり、必ずしも負け戦をすることが何もかも全て無駄になると決めつける必要も無いのです。
声優オーディションに合格するためにはそれなりの覚悟が必要であることを理解し、常に向上心や熱意を持って努力し続けられるようにしたいものです。ですが、その前にオーディションに参加すること自体にはとても意味がある、そして万が一でも道が開けるきっかけを持っているということは把握しておきましょう。
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声優になりたい気持ちがあるのなら、まずは行動を起こそう
というわけで、今回は声優オーディション未経験者の方がどうすれば夢に近付けるのかをテーマに紹介してきました。声優になるためには一体何から始めれば良いのか、将来本当に自分は声優になれるのか、スタートラインに立った方なら漠然とそういった心配や不安に押し寄せるかもしれませんが、最初は誰だって皆同じものです。
今回紹介したように、オーディションを受けて雰囲気や周りの様子を知り、一体何が必要とされるのかを身を持って体験しても良いでしょう。
もしくは養成所へ入所することから始め、プロから基礎を学びながら実力を身に付け、オーディションや選択肢を広げるきっかけを手にすることも良いでしょう。
自分はどの道からスタートしたいのか、まずは行動を起こすことが夢を叶える一歩として非常に重要になります。「声優にはなりたいんだけど、うーん…どうしよう…」と、自分の中だけで悩んでいる時間がもうすでに無駄です。成功する人ほど1分1秒の重要性をよく理解しているものです。
さて、声優の世界がいかに競争率が激しいかということは、恐らく今回の説明で重々理解していただけたことでしょう。あなたがボーっと声優になるまでの妄想をしている間にも、ライバル達は日々それぞれ自分で見つけ出した方法で力をつけています。
取り残される前に勇気を出して第一歩を踏み出しましょう。もしそれでも悩んでしまうという方は、自分の気になる養成所から資料請求をしてみてはいかがでしょうか。自分のペースにピッタリのものが見つかるかもしれませんし、前向きに行動ができるきっかけにもなります。
何もせずジッとしているより、自分の起こした行動によって失敗したり恥ずかしい目にあった方が後に貴重な経験及び情報を得ることになるということ、そうポジティブに考えられるメンタルを持ちましょう。
例えあなたが踏み出した一歩の歩幅が他人より狭くても、行動していない人よりも何倍も前に歩いているのです。踏み出した一歩が、二歩三歩と続いて、気が付けば声優への道を着実と進んでいるのです。
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