日本で数多くある劇団の中でも観客動員数をはじめ、最大級といわれているのが『劇団四季』。誰もが一度は耳にしたことがあるといわれる、劇団四季のミュージカルでは、『CATS』『ライオンキング』『オペラ座の怪人』『サウンド・オブ・ミュージック』など数えきれないほどの素晴らしい舞台作品を今もなお、世に出し続けています。
軽い気持ちで劇団四季の舞台を観たというきっかけから「劇団四季のメンバーになりたい」「一度で良いからあの作品の舞台に立ってみたい」「劇団四季で活躍できる役者になりたい」などと、劇団四季への入団を志す人は、後を絶たないほどです。そんな劇団四季のオーディションでは毎回1000人前後の応募が集まり、合格できるのはほんの一握り。そんな最難関ともいわれる劇団四季 オーディションの倍率、合格率、合格するためのポイントを非公式情報として、詳しく分かりやすくご紹介します。
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劇団四季の公演作品
現在、劇団四季で公演されている作品のジャンルは3つに分かれています。
【ミュージカル】
音楽・歌・台詞およびダンスを結合させた作品のことを指します。
「アイーダ」「オペラ座の怪人」「キャッツ」「サウンド・オブ・ミュージック」「マンマ・ミーア！」「ライオンキング」といった有名な作品をはじめ、多数の作品を劇団四季では公演しています。
【ストリートプレイ】
主に台詞や芝居のみの演劇のことを指します。劇中歌などの単純な歌はあるものの、台詞を音楽に用いたりなどをしない演劇とされています。
劇団四季では、「ヴェニスの商人」「オンディーヌ」「恋におちたシェークスピア」「この生命誰のもの」「ハムレット」「ロミオとジュリエット」などの代表的作品が公演されています。
【ファミリーミュージカル】
劇団四季でのファミリーミュージカルでは”生きる上で大切なこと”をどの作品でも一貫して描いています。家族で楽しみ、学び、絆を深めるミュージカル。それが劇団四季のファミリーミュージカルなのです。
「王様の耳はロバの耳」「オズの魔法使い」「人間になりたがった猫」「ピーターパン」「ガンバの大冒険」などたくさんの代表作を劇団四季では公演し、子どもたちや家族に、あたたかな想いを届け続けています。
現在ではディズニー作品も多数公演作品に取り入れ、劇団四季色として作りあげ、幅広い年齢層の心を虜にし続けています。
劇団四季のオーディションに応募しているのはどんな人か
劇団四季の公式youtubeチャンネル『shikichanel』には、所属俳優やオーディションの模様の動画があり、その中で劇団四季への入団やオーディション応募を志した方たちのきっかけに多いのは、「劇団四季の舞台をみて、感動したから」「こんな世界に自分も入りたいと子どもの頃からの夢だった」などの声がほとんどです。
数多くの劇団四季色に染められた素晴らしい公演を、実際に自分の目で観て、心を鷲掴みにされ、虜になってしまうほどの魅力が、劇団四季の舞台にはあるのです。年に1～2回といわれる劇団四季オーディション開催時の応募総数だけで、1000通前後の数字が出てしまうのも納得してしまいますね。
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劇団四季オーディションの倍率(合格率)について
現在、劇団四季のオーディションは年に0～1,2回ほどと言われており、確実な開催時期は決まっていません。例年の傾向をみると、秋にオーディションが開催され、合格した研究生は、翌年の4月から1年間入所し、レッスンを行っているという傾向があります。
ここで、気になる劇団四季オーディションの応募総数･合格者数から見た倍率(合格率)について、過去を例にして計算してみることにしました。
2017年11月開催の劇団四季オーディションの例
応募総数は1,500名。そのうち書類審査通過者は300名。本選通過は400名。そして合格者数(一般・研修生合計)40名と公表されています。
ここで詳しく、応募総数→書類審査合格までの倍率(合格率)を計算してみると、倍率は約5倍ほどとなっており、書類審査合格率は約0.2%となります。かなり厳しい数字になりますが、書類審査の時点で1,200名の応募者が選考に落ちてしまったということが分かります。
さらに書類審査合格者→実際のオーディションとなる本選通過者数を割り出してみると、倍率は約3倍ほどとなり、本選合格率は約0.3%となります。結果、本選での選考で800名が落ちてしまったことになります。
最終合格者数から見てみると、さらに800名のうち40名のみが合格、晴れて劇団四季 オーディション合格となっており、結果760名がふるいにかけられてしまったことになります。倍率にして約40倍。合格率は約0.05%となりました。
過去の劇団四季のオーディションでの倍率(合格率)は2017年以外の他の年をみても、約30～40倍と言われているので、つまりそれほど劇団四季オーディションに合格するということがかなり厳しいと言えます。
劇団四季オーディションの場で実際に言われる過酷な言葉とは？
劇団四季の創設者の一人として代表を長く務められ、世界中の演劇界に劇団四季旋風を巻き起こしたと言われる浅利慶太氏が、実際にオーディションで受験者に向けた言葉があります。
「3回落ちて、その落ちたところを修正できなければ、もう役者としてはその道は駄目だよ。」
この言葉を簡単に聞いてみると、かなり手厳しい言葉を劇団四季への入団を志している受験者に投げかけているように聞こえますが、実際、劇団四季での主役クラスの座を射止めた俳優たちも1度で合格した人ばかりではないのです。
劇団四季のオーディションに落ちても諦めずに何度も受験をし、そうしてやっと入団できた団員は数多く、落ちてしまった時にどのように修正して次に挑むのかという大切さを語っているのです。
浅利慶太氏の言葉通り、実際に主役クラスの俳優たちも修正を重ね、2,3度目にはオーディションに合格を果たしているのも確かな現実です。
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劇団四季では合格したからといって余裕は一切生まれない
劇団四季のオーディションに合格したからといって「さぁ舞台に出られる！」なんて、そんなに世の中甘くはないのが現実。やっと舞台に立つためのまだまだ先の長いスタートラインに立ったというだけなのです。
過去に劇団四季で舞台に立った団員も「合格することよりも合格した後の方が断然つらい」と公言しているほど、オーディションに合格した後の日々は過酷な毎日となるのです。
アルバイトは一切禁止、月曜～金曜日までみっちりと、朝から夕方までのレッスン漬けの毎日をこなさなければなりません。また「研究生」として合格できた場合、1年間のレッスンを受けられることになります。
1年後の卒業試験に見事合格すれば憧れの劇団四季の劇団員となれますが、これも100％ではなく、研究生である1年間でどれだけ努力をし、実力をつけられるかで劇団四季の舞台に立てるか否かが決まってしまうのです。
劇団四季で夢を叶え、いつか微笑むことができるのは、オーディションに合格するだけではなく、長く厳しいレッスンの日々の先にあり、たどり着く為にはかなりの努力が必要であることを覚悟の上で、オーディションに臨まなければならないでしょう。
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元劇団四季団員が語るオーディション攻略術とは
劇団四季のオーディションに受かりたいという人は、これまでにご紹介した例年の応募者数から見ても、まず万は超すでしょう。そんな劇団四季の舞台を夢見る方たちに向けて、劇団四季のオーディションに合格し、憧れの団員となり舞台に立った方が、オーディション合格に向けて実践した攻略術を簡単にご紹介しますので、是非参考にしてみてください。
Aさん「自分の武器を知る。私は笑顔が武器だと思っていたので、常に笑顔で臨みました。武器を出すことによって、自分らしさや、私という人柄も審査員の方々に知ってもらうのがオーディションだと思ったからです。」
Bさん「とにかく目立つ！！オーディションでは一度に数名づつ、同じダンスをする場面や、自己紹介をしていくといった流れだったので、とにかく見た目で目立つことをまず考えて実行しました。私は髪の毛を真っ赤なショートカットにしたりと工夫しました。おかげで合格後のレッスンで講師の方に『あなた真っ赤な髪だったよね』と言われて効果を感じましたよ。」
Cさん「当たり前のことを言わないようにしました！！何度かオーディションで落ちてしまったことがあって、もうこれが最後。悔いを残さないようにしよう。と思って自己紹介をした際に、志望動機を聞かれました。」
「それまでは『CATS』をみて感動したから！など発言していましたが、その時はもう頭が真っ白になるほど必死にレッスンを受けたいと懇願していました。あれは志望動機というより完全なお願いになってしまっていましたが、想いが伝わったのか、晴れてレッスンを受け、団員として舞台に立てるようになりました。」
これらを参考にして、同じオーディションを受けている人たちに差をつけるのは大切なポイントかも知れません。オーディションは1度きりです。周りに差をつける自分らしいアイデアも一つの攻略術になりますね。
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劇団四季オーディションの合格率を上げるポイントとは？
劇団四季の書類審査から合格までの、厳しいいばら道を潜り抜けるためにもすぐにでも実践したい『劇団四季オーディションの合格率を上げるポイント』を集めました。
初めて劇団四季 オーディションに応募する方、受かることが出来ずリベンジをされたい方など、挙げられているポイントに気を付けるだけでご自分の合格率をアップすることもでき、合格するきっかけになるかもしれません。
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合格率UPポイント①プロフィール写真は全力で！！
これまで紹介したように、劇団四季のオーディションで書類審査の時点で約7割の方が脱落してしまう現実を打破しなければ、合格率を上げることは到底できません。
書類審査を通過することで実際にオーディションを受けることができますが、これは至難の業とも言えます。そんな書類審査を通過するためのワンポイントとして、添付必須とされている『プロフィール写真』に全力を注ぎましょう。
【大事な印象を伝える写真はプロのカメラマンを頼る】
「プロフィール写真の映りが良くない」と、これは完全にアウトです。現在は自撮り棒など便利ではありますが、セルフで素人が撮るよりも、プロのカメラマンにレベルの高い写真を撮ってもらうのが確実に良いと言われています。料金はかかってしまいますが、たとえ数%でも合格率が上がるのであれば、支払う価値ももちろん生まれますよね。
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合格率UPポイント②選んでもらえるふさわしい服装を！！
【1】サイズの合った服を選択する
ダボっとした服装･生地の厚めの服装は不向きです。身体のラインも審査では大事なポイントになっています。ゆるめの服装では、その人のスタイルや印象そのものを好印象にしにくいとされています。
【2】清潔感を意識したコーディネート
これはどのような場でも当たり前ですが、衣服がヨレヨレだったり、シワが付いていたり、汚れがあるものは絶対に避けましょう。
せっかく応募する方が技術があったり、可能性がある人材であっても、その衣装だけで評価はグンと下がってしまいます。これは確実に好印象にはならず、合格率を下げるポイントです。
見た目は非常に重要です。好きなタイプなどは人それぞれですが、このような選ばれる場では、是非万人に好印象を与えられるようなふさわしい服装を選択し、合格率を上げていきたいところです。
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合格率UPポイント③見た目は最も気を配る！！
ヘアスタイル･服装･爪･歯垢など、周りの人に見える範囲の見た目は最も気を配るべきポイントです。寝ぐせや、爪、歯垢など不衛生にみられる部分はエチケット上だけでなく、印象を一気に下げてしまいますので、細心の注意を払うべきです。
また服装の気を付けるべきポイントはご紹介しましたが、実際どのような服装が好ましいかというと、無地でロゴや文字の無いシンプルなものが良いとされています。
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厳しい倍率(合格率)の中で選ばれるべき人になるために
劇団四季という人気の高い劇団オーディションに合格するということはかなりの試練でしょう。倍率(合格率)は数字にしてみると、到底無理だと思わざるを得ないほどの厳しさが見えますが、選ばれている人は確実にいるのです。
合格をしても輝かしい舞台に立つためには大変なレッスン漬けの毎日にもなります。軽い気持ちでは叶えられない経験を積むことになります。それでも惜しみない努力をする、周りと差をつけて勝ち取ることの一歩一歩が、合格するために一番重要なことだと言えます。
今はネット社会と言われ、あらゆる情報が世の中を飛び交っています。そのメリットも最大に利用し、参考にして挑んでみるのも劇団四季のオーディションへの合格率を上げる近道に繋がるかも知れませんよ♪
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