ディズニーのパレードで目を引くのは、プログラムや季節で変わるコスチュームですね。そして、何よりもクオリティー高いダンスパフォーマンスが加わることで楽しさを演出しています。ハードな演目ながら、ダンサーは皆笑顔なのが印象的であり、プロ意識の高さが伺えます。そんなパレードを見てしまうと「自分もこのパレードやショーで踊ってみたい・・・!」と、そう思う人は多いはずです。
そしてそんなあなたもディズニーのショーに出る事ができるのです。しかし、当然そのためには倍率の高いオーディションに受かり、出演するチャンスを掴み取る必要があります。そのために今回の記事を参照いただき、しっかりと対策を練ってあなたもオーディションに応募してみましょう。今回はディズニーのダンサーオーディションの内容について詳しく紹介していきます。
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ディズニーの具体的なオーディション内容について
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『ディズニーランド』または『ディズニーシー』のオーディションを受けるためには、まずオリエンタルランドが毎年春に開始するオーディションに合格する必要があります。
年齢は18歳以上であることが条件の1つであり、同時にダンス経験者であることも求められます。さて、実際にオーディションを受けるとなると、まずは書類審査からスタートすることになります。
書類審査について
まず最初の書類審査についてですが、ディズニーのオーディションでは残念ながらエントリーシートがありません。始めにご自身で応募用紙を用意していただく必要があり、学歴・職歴・経歴・芸歴(TV、 舞台、 CM等)写真・自己PRなどを記載します。写真に関しての注意点として、集合写真は避け、ご自身だとわかる写真を添付しましょう。詳しくは以下の記事も参考にしてみて下さい。
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一次審査について
次は一次審査です。一次審査会場詳細は書類審査通過者のみ、連絡が届くようになっています。他の会場での審査はありませんのでご注意ください。調べたところ、ざっくりとした場所としては、東京会場はディズニーランド近郊、大阪会場(どこかは不明)でおこなわれているようです。
そしてオーディション会場にお越しいただきダンス審査を行います。オーディションの実技としては、バレエ・ジャズの2つが男女共通となっており、ヒップホップは男性のみ必要科目となっているようです。
二次審査について
次は二次審査です。一次審査通過者のみ再度ダンス審査を行い、二次審査ではそこに体力測定が加わります。体力測定の内容については非公開であり、一次審査通過者にのみ追ってお知らせが届くことになっています。
未経験者であっても応募することは可能ですが、過去にディズニーのショーに出ている方も多くオーディションを受けるということもあり、ジャズやクラシックバレエ、ラテンなどの経験が豊富にあるダンサーのほうが有利になるのは間違いないかもしれません。
一次審査でダンスの実力が認められているわけですから、二次審査に求められるのは、ダンサーの熱意であったり、表現力、顔の表情など、より詳しく審査を受けることになりそうです。まだ経験のない方は、YOUTUBEなどでイメージトレーニングをしてみるのもいいでしょう。
最終審査(面接)について
最後は二次審査通過者の方に面接を行います。ようやくここまで来たわけですが、残念ながら審査内容は一切公表されていません。ただ、社会人として当然のマナー及び対応力、さらには熱意などを言葉で表せることが求められるでしょう。「この人ならゲストに喜んでもらえる、ゲストに夢を与えてくれる」という確証の得られる人が選ばれそうです。
何故なら、私たちがゲストとしてディズニーリゾートに行って「また行きたいな~!」と思うのは、オリエンタルランドがキャストやダンサーさんの魅力あふれる笑顔やサービス、楽しいダンスなどのディズニー独特の統一感のある雰囲気を大切に育ててきているからです。
面接まで通過できたからと言って油断をすることは禁物です。「何故ディズニーリゾートのダンサーでなければ駄目なのか?」「どうして働きたいと思ったか?」と、何度も初心に立ち返り、面接を受ける時のイメージトレーニング、さらには実際に声に出して練習しておくことがオーディションの合格に近づくコツでもあります。
そして面接官に好印象を与えるため、ディズニーキャラクターと相性の良いとびっきりの笑顔を練習しておく必要もあります。オーディションに受かる方の特徴としては、職業関係なく必要となる部分があったりするものなので、以下の記事も参考にしてみると意外なヒントに出会うことができるかもしれません。
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ディズニーのダンサーオーディションに合格するために
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あくまでも推測になってくるのですが、ディズニーのダンサーになることに誇りを持て、ディズニーの世界観を壊さないことが挙げられます。オーディションを受ける方はディズニーの世界観が好きだからこそ受けるのでしょうが、実際にオーディションに受けるとなると、どうしてもオーディションに合格することで頭がいっぱいになってしまうものです。
具体的にはダンスが好き、ディズニーが好き、ディズニーランド、ディズニーシーに来るゲストに(ゲストは国内だけではなく世界各国から来ます。言葉の壁を乗り越えて楽しんでもらえるほどの)夢を与えたいと心から思っている方が優先されるでしょう。
体型維持をするということの重要性
ダンサーを目指す以上、一年を通しての体型維持も求められます。つまり、日ごろから体を鍛え、自分のスタイルを整えるメンテナンスが必要になってきます。衣装も合わせて作りますから、体型が急に変わっては困るのです。
ダンサーにはアスリート並みの体力が必要
技術力を高めるだけではなく、体を鍛える必要があります。体を鍛える目的は、練習にリハーサル、加えて日に数本のステージを踊りきる体力が求められているからです。
日ごろのトレーニングは、リハーサル中に怪我をしたり、本番で倒れてしまう、そんなアクシデントに備えるためにアスリート並みの要素も求められています。
実際に舞台に立つイメージを膨らませておく
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まずは下半身を鍛え、柔軟性のあるステップを身につけ、さまざまな曲に合わせる練習をし、得意ジャンル以外にも挑戦して、ディズニーランドで実際に踊るイメージを膨らませておきましょう。
そしてステージに立つために多くのダンサーが努力をしていますので、その競争の中で勝ち抜くメンタルも必要になってくるでしょう。あなたが努力をすれば、一つの舞台を作り上げる過程は楽しい職場になるはずです。
ディズニーランドに実際に行って、希望する職種のダンスを録画してきてその通りに練習するのも近道の一歩です。さまざまなダンスに改めて気づくはずです。また、振り付けをすぐに覚える力も要求されます。
自分のスキルとして身につけることができれば、表現力にも幅が広がり、翌年のオーディションにも受かりやすくなります。オーディションに向けて出来る練習はたくさんあります。地道な努力を続けることは非常に難しいことでもありますが、コツコツの精神を忘れずに努力を重ねていきましょう。
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ディズニーでの仕事内容は?
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実際の仕事内容を簡単に過去の分からまとめてみました。ディズニーランド、ディズニーシーでの働き方は、さまざまなプログラムが日中と夜に行われています。
ダンサーにおける種類を大別すると『パレードダンサー』と『ショーダンサー』の2つに分かれます。どちらも基本的に決まったプログラムを、一年間務めることになります。職種としては、ショーやパレードへ出演するダンサー、キャラクター、パペティアとよばれるディズニーの世界観を広げるキャラクターを陰で支えて踊る職種があります。
勤務体系は週3日から5日程度、リハーサルは早朝・深夜に行われることもあります。お給料は時給1300円からのスタートとなっているようです。
契約は1年になり、自動更新はありません。ディズニーで働きたいと思っている方ならばもうイメージは沸くと思うのですが、具体的にどんなプログラムがあるか一部をご紹介いたします。
東京ディズニーランド/ワンマンズ・ドリームⅡ-ザ・マジック・リブズ・オン
東京ディズニーランドの中のトゥモローランドで、1日につき4公演行われる、ミュージカル調のショーで、こちらも人気があります。どのショーに出るにしろ、クラシックバレエ等のダンスの基礎を身につけていないと受かるのは厳しいとも言えます。
しかし、こちらで気を付けていただきたいのが、ミュージカル調のため、クラシックバレエの要素だけではなく、ジャズバレエ、タップダンスなど、クラシック以外のビートに乗って踊る必要があるということです。
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東京ディズニーランド・エレクトリカルパレード・ドリームライツ
夜のプログラムで、光り輝くパレードとなります。ダンサーの振り付けは様々で、暑い夏でも電飾が施された衣装を身に着けて全長約700メートルのパレードを踊りきる必要があります。
体力も求められるお仕事ですが、夜間でも遠くからわかるほど、ダンサーは眩しい笑顔で踊る必要があります。この夜間のエレクトリカルパレードのためだけに来場するお客様もいるため、夜間だからといって手抜きは厳禁です。
東京ディズニーシー/キング・トリトンのコンサート
2015年4月から始まった比較的新しいショーです。最新の映像技術に加え、ワイヤーアクションがあり、ワイヤーアクションに耐えうるメンタルと体力が求められます。アリエルが会場をぐるりと泳ぎ回る演出が大人気のショーです。
プログラムに参加しているダンサーは、基本的にはパレードに出る事はなく、プログラム別で契約がされる見通しとなっています。ここで注意ですが、どの配役かを自分で選ぶことはできません。仕事をえり好みしているようではディズニーのオーディション合格への道のりは遠くなると言えそうです。
養成所でダンススキルを向上させるという選択
本日、大人のクラスでは『アクション』のワークショップを行いましたっ✨
参加した生徒さんも大満足っ💜💚💙
次回、枠があったらだいごおじさんも参加しよっと🐻 pic.twitter.com/NVYkVVXUbH
— テアトルアカデミー名古屋 (@theatre_nagoya) 2018年6月30日
ディズニーのダンサーオーディションに合格するためにはジャズダンスやクラシックバレエなど、様々なスキルが求められます。ただの素人が合格できるほど甘い世界ではないので、やはり元々ダンス経験のある方達の方が有利になると思っておいて良いでしょう。そんなエンターテインメントの世界でダンスを披露するためにはそれなりのダンス教室に通う必要があります。
ダンス教室は日本全国にあるので、ご自身に合った所に通えば良いのですが、教室の数が多すぎてどこに行けば良いのか悩んでしまう方も多いことでしょう。そんな方には業界最大手のテアトルアカデミーに通ってみるのも良いかもしれません。テアトルアカデミーではプロの講師によるダンスのレッスンが行われており、ジャズやクラシックバレエにHIPHOPなど、ジャンルは問いません。
【オープニングアクト】
回を重ねる毎に声も出てきて、会場をあたためてくれました👏(お稽古では出来が悪いと言われていました…笑)
しっかり公演を盛り上げてくれました!よね??
ありがとう‼#舞台こねこと pic.twitter.com/Gv9ELS8sUI— テアトルアカデミー大阪 (@theatre_osaka) 2018年7月4日
プロの芸能人に育成するということで、一見ディズニーとは関係が無いように思えますが、人にあらゆる角度から見られる職業としてはどちらも同じことです。舞台に立つためには人前に立つという経験や、人に感動を与える表現力も磨かなければいけませんし、あくまでそれらは最低限のものであって、より一層スキルを伸ばさなければディズニーのダンサーになることは極めて難しいでしょう。
ダンス教室ではあくまでダンスの能力を伸ばすことに長けているわけですが、オーディションで合格するための知識までを教えてくれる所は少ないです。その点ではテアトルアカデミーなどの養成所ではオーディションに向けてどのような事に気をつければ良いのか、合格するポイントがどこにあるのかなど幅広く学ぶことが可能です。無料オーディションを実施しているので、体験してみるのも手です。
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人に夢を与える仕事に誇りに思えるかが大切
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時給にも触れましたが、ディズニーのダンサーになれても、ものすごく収入が上がるわけではありません。ディズニーのダンサーとして誇りを持てる人でないと、人材として求められないばかりか、自分の体力やメンタルが持ちません。心からディズニーランド、ディズニーシーが好き!という気持ちが必要です。
そして、前向きに未来を捉え、一人で踊るわけではありませんから、周りとの協調性、ダンスへの探求心、そしてテクニックが求められるといえそうです。もし、お子さんを将来ディズニーのダンサーにしたい、もしくは将来ディズニーのダンサーになりたいとあなたが思っているのならば、夢や憧れを大切にしてほしいところです。
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ゲストは期待して、時にはパレードを朝から並んで楽しみにしているわけです。その期待に応えるために、ゲストへのホスピタリティも大切にしたいですね。傲慢になってはいけません。2018年度の募集のページには、実際にパペティアダンサーとして活躍している出演者インタビューが掲載されています。
また、公式サイトでは、よくあるご質問のところで、どんな写真を貼ればいいのか、エントリーシートについてなど、公式の情報を確かめることができます。人に夢を与える仕事がしたいと考える方は全国にいますが、ディズニーのダンサーオーディションに合格できるのは限られた方のみです。まずはご自身の夢を叶えるためにオーディションに挑戦してみましょう♪
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