これまで水谷豊さん・渡辺謙さん・真田広之さん・柳葉敏郎さんといった錚々(そうそう)たる俳優陣や、荻野目慶子さん・松坂慶子さんなどの女優を輩出した日本の有名な劇団『劇団ひまわり』。他にも石丸博也さん・入野自由さん・塩屋浩三さん・中尾隆聖さん・古谷徹さん・高山みなみさん、そして今は亡き鶴ひろみさんといった豪華な声優達が所属していたことでも知られています。
そんな大物たちに憧れて劇団ひまわりのオーディションを受けてみたものの、合格された方がいる一方で、残念ながら落ちるという結果になってしまった方々も多く存在しています。一体何故落ちたのか?原因はどこあったのか?今回はそんな劇団ひまわりのオーディションに落ちる(落ちた)人が合格するために意識しておきたい対策について紹介していきたいと思います。
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劇団ひまわりのオーディションは誰でも受かるわけではない
もちろんすでに理解されている人の方が多いと思いますが、劇団ひまわりのオーディションには誰でも合格できるわけではないということをしっかり理解しておきたいところです。実際にオーディションに落ちてしまった方達にとっては「そりゃあそうだ、実際に私も落ちてるんだから」と言いたくなるようなことですが、実はオーディションに甘い考えで受ける方が非常に多いのです。
この背景には、恐らくネット掲示板などでよく見かける「誰でも合格できるよ」といった声がいたるところで書き込まれていることも原因の1つになっているのではないかと思います。これによって気持ちに油断が生まれ、劇団ひまわりのオーディションに適当に応募し、結果的に落ちてしまって変なプライドが傷付けられたといったところでしょうか?
気持ちの油断は態度や仕草、そして受け答えの言葉にも現れてくるので、例え一次審査(書類審査)に合格できたとしても、合格後に行われた二次審査(面接・実技)で落ちてしまうのです。全員がそういうわけではないのかもしれませんが、ネット掲示板などで「誰でも合格できるよ」と書き込んでいる方ほど、意外とオーディションを受けるために事前に様々な対策をされているものです。
しかし、「誰でも受かる」という書き込みを何故か本気で信じた一部の方は、特に対策をすることなく「まぁ誰でも合格できるみたいだし、適当に受ければ良いでしょ」といった気持ちで受けてしまうようです。そういった方達は本気で俳優・女優・声優などの夢を追いかけているのか、いささか疑問ではありますが、本気で夢を追いかける方達のために、次の項目からは対策方法を紹介していきます。
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劇団ひまわりのオーディションに落ちる方が意識すべきこと
劇団ひまわりに限った事ではなく、テアトルアカデミーや劇団東俳といった有名な養成所のオーディションには必ず「誰でも合格できる」という噂が流れてしまいます。確かに養成所やスクールなどは、大手芸能事務所と比べるとオーディションの倍率が低いので、比較的合格はしやすい傾向にあります。しかし、それを全て鵜呑みにしてしまっては、どのオーディションを受けても落選してしまいます。
劇団ひまわりのオーディションに落ちた方は、世の中を甘く見過ぎていた愚かな自分だったことに気付かせてくれたことに一種の“ありがたさ”を感じても良いかもしれません。中途半端な気持ちの状態で変にオーディションに合格してしまうと、その後に訪れる自分の理想とは違った厳しい世界に気持ちが折れてしまいやすくなるからです。
さて、少し口うるさい説明になってしまいましたが、劇団ひまわりのオーディションに落ちた方が意識すべき最初のポイントは“マインド面”です。非常に簡単に言えば“成功するための考え方”ということなのですが、つまりまずはオーディションに合格するための考え方を身に付けなければいけないということです。
オーディションを受けるということは、これから自分がその世界に飛び込むために必要な“最初の仕事”であるということを理解しなければいけません。合格すれば決して安くは無い費用(料金)が必要になり、親にお金を出して貰える環境にある方は特に意識しておきましょう。プロ意識を持っている方は覚悟そのものが違い、オーディションの合格後に訪れる厳しい世界をしっかり見据えています。
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オーディションの一次審査の内容と合格のための対策
劇団ひまわりのオーディションに応募する際に必要になる履歴書ですが、現在では郵送以外にもWEBでの応募も気軽にできるようになったため、それだけについつい適当に書いてしまう方も多いです。しかし、履歴書に書き込んでいる段階で「すでに自分はオーディションを受けているんだ!」という自覚を持つ必要があります。
書類審査で重要になってくるのは全身またはバストアップの写真のどれか1枚、そして劇団ひまわりに入所したいと思った志望動機や自己PRの3点なります。オーディションに落ちる方の多くはこの3点の内どれか、または全てが間違っている可能性があります。二次審査へと通過するためには、やはり審査員にとって「おっ、この子面白いから実際に会ってみたいかも!」と思わせることが鍵になります。
一次審査に合格するための写真の撮り方と服装とは?
写真は審査員がまず始めに見るところで、ここで審査員の目に止まらなければ志望動機や自己PRは見てもらえません。写真は家の部屋で撮っても良いのですが、できれば天気の良い日に外で撮る方がオススメです。この時、日差しが強くない朝方を狙い、白い壁や青い空、または公園を背景にして撮りましょう。公園で写真撮影を行う際は、他の人が写真の中に写らないように注意しておきたいところ。
カメラは最近ではスマホでも綺麗に撮れますが、もし一眼レフなどが身近にあるようであればそちらを選びましょう。可愛くまたはカッコよく撮りたい気持ちは分かりますが、写真は斜めから撮るのではなく必ず正面から撮るようにしましょう。全身写真の場合、脚を前に出すといったスタイルを良く見せるためのポーズをしても良いですが、あまり過剰なポーズになりすぎないように注意しましょう。
全身写真では、カメラを被写体の身体の真ん中にあたる腰の部分の位置の高さにして撮ることで、被写体のスタイルが良く見えます。バストアップ写真の場合は胸のから頭の先まで、全身写真は足のつま先から頭の先まで入るようにして撮りましょう。自然な笑顔、そして前髪が長い方はおでこが見えるくらいまで上げて撮ることで、審査員に顔の表情などをしっかり見てもらえるようにしておきます。
服装に関しては、女性であればタンクトップや短パンまたはミニスカート、男性であればTシャツに細身のズボンなど、とにかく自分の体型が分かるような格好で、色は白か黒などのシンプルなものを選びましょう。女性に関してはすっぴんか超ナチュラルメイクにし、プリクラやスマホアプリで加工された写真は厳禁です。写真はモデルを目指す方だけでなく、声優を目指す方でも同じことです。
一次審査に合格するための志望動機・自己PRの書き方
志望動機や自己PRに重要なことは、いかに簡単にまとめられた短文で審査員の目に止まらせるかというもの。審査員はダラダラ書かれた長い文章を読んでいる暇はありません。志望動機に関しては「○○さんを目指しているから」「劇団ひまわりに入りたいから」「俳優になりたいから」と一言だけ書かれていても審査員に何も響きません。
なので、例えば「○○を目指しており、○○になるには○○が可能な劇団ひまわりに所属する必要があると判断したので応募させて頂きました」など。自己PRも同じように「○○歳から○○を習っており、過去には○○の大会で優勝したことがあります」といった、過去の実績や経験談など具体的に書けば良いでしょう。少し意味は違いますが、自分の趣味や特技を審査員に自慢すれば良いのです。
劇団ひまわりのオーディションで披露する特技に関して
劇団ひまわりのオーディションに応募する方の中には、これといって自己PRできるような特技が無いと不安になっている方も多いです。劇団ひまわりだけでなく、オーディションを受けた際には、二次審査の時に審査員が応募者の履歴書を見ながら、面接の際に「では少し特技を見せてもらってもいいですか?」と言われることが一般的です。
なので、履歴書にはどれだけ小さいことでも必ず趣味や特技は記入しておいた方が良いでしょう。ピアノや空手などのような特技でなくても、極端に言えば一部の身体の柔らかさやモノマネなど、とにかく何でもアピールしてみることが大切です。もちろん必ず合格に繋がるわけではありませんが、特技を披露しないで二次審査が終わってしまうよりもグッと合格率は高まるはずです。
一次審査に通過したということは、すなわち審査員が一度会ってみたいと感じた方ということでもあるので、自慢にならないような変な特技や趣味でも堂々と披露しましょう。音痴でもあえて歌を披露することも手と言えば手です。例えばゲームが好きなのであれば、単にゲーム好きをアピールするだけではなく、好きな事に対して発揮される集中力やこだわりなどを説明しても良いかもしれません。
他にも「目標達成のためには何十時間もプレイし続けることができます」、または「いつまで経っても飽きることなく○年間も同じゲームをしています」など。少し極端な例なので、参考になったりオーディションの合格に繋がったりするといったことは保証できませんが、考え方や説明の仕方によっては誰でもアピールできるポイントは必ず持っているはずです。
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オーディションの二次審査の内容と合格するための対策
劇団ひまわりのオーディションでは、二次審査に面接や実技、そして先ほど説明した特技を披露するなどの自己PRをする場になります。二次審査では適性を審査されるので、演技の上手い下手が合格・不合格に直結するわけではなく、いかにやる気や熱意を伝えることができるかが大切です。
強いて言えば、素晴らしい演技や表現力を発揮できた方は“特待生”として選ばれる可能性があり、費用も一部免除または全額免除になる場合もあります。当日は実技で披露するセリフ課題の台本などが渡されますが、決して難しい内容では無いので緊張する必要は全くありません。当日の服装は写真撮影の時と同じように、できる限りシンプルかつスタイルが分かる服装で臨むことがベターです。
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二次審査の面接を受ける際に意識しておきたいもの
二次審査では面接と実技(幼稚部は面接のみ)を行うことになるのですが、質疑応答では非常に簡単なことしか質問されません。例えば「何で声優を目指そうと思ったの?」や「何で声優を目指すために劇団ひまわりに入ろうと思ったの?」など。もちろんこれとは別の質問をされたりするでしょうが、明確な目標がある方にとってはスムーズに返答できるようなことしか聞かれません。
面接の場で意識しておきたいのは、まずは緊張をしないでリラックスした状態で臨むということ。次に自分が話す時はハキハキとした大きな声(叫ぶ程ではなく)を心掛け、質問されればテンポ良く返答するようにしたいところ。礼儀やマナーは基本中の基本であり、敬語も話せないようであれば合格は遠退いてしまいます。審査員に印象を残すためには手を交えながら自然な笑顔で話す事もオススメです。
二次審査の実技で心得ておきたいポイント
全く経験の無い素人や初心者にとっては、セリフ課題の実技をどのようにすればいいのか不安になってしまうものです。しかし先ほども説明したように、実技に関しても決して難しい課題が与えられるわけではないため、まずはとにかく落ち着いてセリフ内容から想像できる世界観や状況などを思い浮かべてみましょう。
そして誰でも使うセリフであっても、自分であればどのような言い方で聞く人に伝えられるのかを考えて演じてみましょう。最初はセリフの中のキャラクターになりきることに少々の抵抗がある方もいるかもしれませんが、オーディションを受けている皆は全員同じような世界に飛び込んできた方ばかりなので、上手い下手の緊張からくるような変な恥ずかしさを感じている場合ではありません。
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オーディションを甘く見ることは全ての落選に繋がる
人それぞれ劇団ひまわりへ入学を目指す思いは違いますが、まず「一体なぜ自分はオーディションを受けるのか」という点を明確にしておきましょう。恐らく大半の方が「劇団ひまわりに入るため」または「声優になりたいから」という結論になるはずです。劇団ひまわりのオーディションに落ちた方には様々な原因や理由がありますが、その中で最も酷いのが甘く見ている人です。
ネット掲示板などを見てみると、極一部には「合格すればお金も払うのに何で落とされたんだろう?」という呆れたコメントなども見受けられました。そのうえ劇団ひまわりに所属するタレントの顔やスタイルを小馬鹿にするなど。そのような人間性に問題ありの方がオーディションで合格することは無いでしょうし、例え合格したとしてもその後の活躍はたかが知れています。
声優・モデル・俳優・女優を始めとして、こういった業界では事務所と企業がこれまでの信用・信頼・実績などで培ったコネクションで成り立っているため、人間性に問題のある方を合格させてしまうことは、事務所のブランドを落としてしまうことにも繋がるのです。事務所側にとって、自慢できる人材を世に送りたいと考えることは至極当然の事であると理解しておきましょう。
「誰でも合格できる」という噂を鵜呑みにして甘く見ることは、劇団ひまわりだけでなく、その後に受けようと思っているオーディションにも影響が出ます。例え劇団ひまわりに所属できても、次にやってくるのは仕事を貰う為の案件オーディションです。この業界ではどんなことでもオーディションの合格が鍵になるので、オーディション自体を甘く見てしまうことは全ての落選に繋がります。
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劇団ひまわり以外の優良な養成所にも視野を広げる
おはようございます♪晴天!!
1月クールの最終レッスンも無事終了いたしましたッ!!
頑張ってきた成果が、沢山の表情に現れてますねッ♪
写真少しずつアップしていきま~す♪
まずはダンスから~☆#テアトルアカデミー岡山校 #ダンス pic.twitter.com/S3cmEvumcj— テアトルアカデミー岡山 (@theatre_okayama) 2018年3月26日
創立60年以上の歴史がある劇団ひまわりの評判はもちろん上々であることは間違いありませんが、もしオーディションに落ちてしまった方は他の養成所や劇団への所属を検討することも大切です。世の中には他にも劇団東俳などの有名な児童劇団がありますが、その中でもオススメしたいのはテアトルアカデミーです。
劇団ひまわりよりも約28年ほど若いテアトルアカデミーですが、業界最大手と言われるだけあって非常に評判の良い総合芸能学院です。声優・歌手・モデル・女優・俳優・ダンサー・お笑いなど、それぞれの夢を目指している方に対して豊富なレッスンと環境が整えられており、0歳から中学生までは『劇団コスモス』に所属することになります。
🌼テアトルアカデミー合格致しました🌼
これから入学手続きをして、正式にアカデミーの生徒になります🙃
もし、何かに出ることになったら、みんな見てね🌸 pic.twitter.com/L0mvU9AxkQ
— ゆうほの🐰 (@honoyu_matoba) 2018年3月22日
業界とのパイプが強いことも有名であり、劇団ひまわりと同じようにレッスンを受けながらも仕事を得ることも可能で、最短3ヶ月でデビューされる方もいます。今も様々なCMやドラマで活躍する鈴木福さんや、2016年に話題となった映画『君の名は。』で宮水四葉役を演じた谷花音さんなどのように、活躍できる場は数多く用意されています。
何よりもテアトルアカデミーから大手芸能事務所に移籍された方も多く、例えば人気のある『スターダストプロモーション』『オスカープロモーション』、声優であれば『マウスプロモーション』に移籍された村瀬迪与さんなど。テアトルアカデミーもオーディションは無料ですが、応募する前に以下のカテゴリーページで気になる記事を読んでみましょう。
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オーディションにたった数回落ちた程度では諦めないこと
というわけで今回は劇団ひまわりのオーディションに落ちた(落ちる)人に対して、合格するためにはどういったことを意識すれば良いのかという点に関して紹介しました。オーディションには『必ず受かる方法』というものは絶対ありませんが、合格に近づくための対策や心構えなどはいくらでも勉強することはできます。
劇団ひまわりのオーディションを受けて落ちる方も、落ちたことによってどういったことを学ぶことができたのか、またそれを次にどのように生かせるのかを考える必要があります。たかだか1回オーディションに落ちてしまっただけで諦めてしまうような小さな夢ではないはずなので、落ち込む暇があれば次に繋がるように勉強しておくべきです。
劇団ひまわりの合格通知来たー!これからが大変だ。 pic.twitter.com/vGOAnkqN6w
— みかん沈 (@tihirolike) 2018年3月14日
当記事で紹介した対策をとれば必ずオーディションに合格できる保障はありませんが、自分では気が付かなかったという点も何個かあったはずです。ちなみに幼稚部や児童部の我が子がオーディションを受ける場合は、実は親もしっかり審査対象に入っているということを自覚しましょう。審査員は親を見ることで将来子供がどのように育つのかも厳しい目で判断しているものです。
終盤で説明したように、時期とタイミングによっては別の養成所を検討してみるなど、自分に合った場所を探す事も大切です。劇団ひまわりは0歳から2歳(東京は4歳まで)はリトルキッズとして無料で登録できますがレッスンはありません。一方テアトルアカデミーではお金が掛かりますが0歳からでもレッスンが受けられるので、自分に合った養成所のオーディションを受けましょう♪
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