米倉涼子さんや上戸彩さんを始め、剛力彩芽さん・忽那汐里さん・武井咲さんといった美少女を数多く輩出してきたことで有名なオスカープロモーション。所属するまでは狭き門とされる大手芸能事務所の1つですが、実際にオーディションで合格するには一体どれくらいの倍率があるのか気になりませんか?

そこで今回は、オスカープロモーションのオーディションの合格率について、また合格するために意識すべきものは何なのかという点について紹介していきたいと思います。決して簡単に所属できるわけではありませんが、少しでも合格するためにオーディション事情やコツ等を知っておくことは無駄にはならないはずです。

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オスカープロモーションってどんな事務所なの?

芸能界には数多くの大手芸能事務所が並んでいるわけですが、業界では「男性タレントといえばジャニーズ事務所」「お笑い芸人といえば吉本興業」と言われている中で、「美女タレントであればオスカープロモーション」と称されるほどの大手芸能事務所です。

特にモデル業界においては最大手と言われるほどの実績があり、河北麻友子さん・堀田茜さん・森泉さん・藤田ニコルさんといった人気ファッションモデルが所属しています。20歳以上であればデビュー後から5年、10代からデビューすれば25歳まで恋愛禁止というルールがあることはあまりにも有名ですよね。

女優やモデルが多く所属しているイメージのオスカープロモーションですが、子役には本田望結さんからシニアでは漫才ブームのパイオニアとまで言われる島田洋七さんといった方まで幅広い年代のタレントが所属しており、女優やモデルだけではなくバラエティやキャスターといった様々な部門を開拓しています。

オスカープロモーションが主催する有名なオーディションに『全日本国民的美少女コンテスト』があり、毎回全国から多くの応募者が殺到します。グランプリを受賞することで事務所への所属権利が与えられますが、随時でオーディションが行われているので、オスカープロモーションに所属できるチャンスはいつでもあります。

オスカープロモーション主催のオーディション

さてここから本題になりますが、オスカープロモーションが開催するオーディションの合格率が一体どれくらいなのか非常に気になるところ。とはいえ、一言に“オーディション”といっても、随時で行われるものから毎年1回だけ開催されるものまで様々であり、当然それぞれによって倍率は大きく違ってきます。

そもそもオスカープロモーションに所属するチャンスがあるオーディションにはどのようなものがあるのでしょうか?まず有名なのは『全日本国民的美少女コンテスト』・『美ジネスマン&美ジネスウーマンコンテスト』・『全日本美声女コンテスト』の三大オーディションが挙げられます。

他にも不定期でオスカープロモーションが関わるオーディションなども開催され、モデルやダンスグループのメンバーを募集するものまで様々あります。このようなオーディションはいつ開催されるか分からないため、『Deview(デビュー)』『Starbank』といったネットで常時オーディションの情報を提供しているサイトなどを常に確認しておきましょう。

オスカープロモーションに所属したいと思うのは女性が多いイメージですが、男性タレントの獲得にも力を入れており、最近では『男劇団青山表参道X』といった男性の若手俳優やモデルによって構成されているエンターテインメント集団の活動にも注目が集まっています。

『全日本国民的美少女コンテスト』の合格率について

毎年平均10万人以上の応募者が殺到すると言われる『全日本国民的美少女コンテスト』ですが、全国的に見てもこれほど応募者が集まるオーディションはありません。比較すると、同じく最大手のホリプロが主催する『ホリプロタレントスカウトキャラバン(略称:ホリプロTSC)』でも毎年平均4万人~5万人(過去最高で112,358人)ほどです。

2014年から3年後の2017年まで開催されなかった『全日本国民的美少女コンテスト』ですが、1987年の第1回目の開催から2014年の第14回目までの平均応募者総数は107,069通を記録しています。オーディションにはグランプリ以外にも様々な受賞部門があるので、毎年ごとの合格率を説明するとなるとかなり長くなるので割愛します。

受賞するまでの合格率は0.01%にも満たない

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歴代受賞者は最小で4名になり、最大で10名になるので、2014年までの平均応募者総数から計算すると、何かしらの部門を受賞するための確率は約0.0037%~約0.0093%になります。倍率であれば約10,706倍~約26,767倍になります。(比較:2017年の青山学院大学の合格率と倍率はそれぞれ14.3%で6.98倍)

恐ろしい数字ですが、芸能界で活躍するにはこれだけの合格率から選ばれるほどの光る原石である必要があるわけです。ちなみに2017年に開催された第15回では応募者総数が80,150通で受賞者は8名でした。計算すると、受賞するためには約0.0099%の合格率であり、倍率は約10,018倍になります。

一次審査の合格率がわずか2%未満

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2017年を例にすると、どうやら80,150名の中から見事に一次審査を通過したのは1,036名だったようです。つまり一次審査の合格率は約1.29%ということになり、すでにこの時点で恐ろしい数字であることが分かります。

倍率として計算すると77.36倍なので、すでに一次審査の段階で有名大学へ入学するための合格率や倍率とは全く比較にならないほどの難易度であることが分かります。ではそんな低確率の中から二次審査に合格できるのは何人に絞られるのでしょうか?

ファイナリストまでの合格率は0.05%未満

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『全日本国民的美少女コンテスト』では一次審査→二次審査→最終審査→本選大会という狭き門を通ることになるのですが、残念ながら二次審査を通過した人数は公表されていないため合格率や倍率を計算することはできません。あくまで推測ですが、二次審査には10分の1である100人前後ほどが通過できるのかもしれません。

なお、第15回大会ではファイナリスト(本選出場)に残ったのは21名だったので、一次審査から計算するとファイナリストまでの合格率は約2.02%であり、倍率は約49.33倍です。応募者総数から計算すれば合格率は約0.026%で倍率が約3,817倍となります。

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随時オーディションの合格率について

オスカープロモーション オーディション 合格率画像引用元:PAKUTASO

オスカープロモーションでは公式HP(be amie)に無料会員登録することで、会員特典として随時で行われているオーディションに無料で応募することができます。現在募集されているのは約12種類ですが、グループ系などのオーディションは今後変更される可能性があります。

事務所への所属契約までは一次審査と二次審査に合格する必要があることがほとんどですが、残念ながら毎期の応募者総数に関しては公表されていないため、合格率や倍率を算出することはできません。推測ですが、随時オーディションの全ての部門を合わせると、1年間に数千人以上からの応募はあるでしょう。

12種類ある部門の中では、特に女優や女性モデルでの応募が多いのではないでしょうか?合格率については、正直なところオスカープロモーションへの所属契約であれば『全日本国民的美少女コンテスト』に合格するレベルでしょう。いくら随時オーディションだからといっても所属先が所属先ですので、合格率は0,01%未満です。

仮にオーディションの審査員に気に入られたとしても、オスカープロモーションには『オスカーエンターテイメントスクール』という養成所があるので、恐らくほとんどの応募者は入校を勧められるのではないでしょうか?『オーディションに合格=事務所への所属契約』というストーリーを進めるのはほんの一握りのみです。

養成所で所属を目指しているライバルは非常に多い

オスカープロモーション オーディション 合格率

養成所である『オスカーエンターテイメントスクール』では、修了後に社内オーディションがあるようで、成績が優秀だった方に対してオスカープロモーションへの推薦で所属することができます。つまり事務所へ所属するためにはそれだけのスキルが求められるということ。

なので普通に考えれば、オスカープロモーションの随時オーディションに一般素人が応募して合格する確率がどれだけ低いかということが判断できます。恐らくルックスや性格はもちろんのこと、一定以上のモデル経験や劇団などで演技レッスンを受けてきた半プロの方でなければ所属契約までは辿りつけないかもしれません。

とはいえ、それはオスカープロモーションの審査員や関係者にしか分からない部分ではあるので、余計なことは考えずに取り敢えずオーディションに応募してましょう。ちなみに当然ですが養成所に通うには料金(費用)が掛かります。アナウンス学院で計90,000円

表参道カルチャースクールで7,500円~29,500円。エンターテイメントスクールで計160,000円で、ジュニアコースで計65,000円です。なお、芸能人としてのスキルを高めるのであれば、本田望結さん(現:オスカープロモーション)も過去に所属して腕を磨いていたテアトルアカデミーもオススメです。ドラマ『家政婦のミタ』に出演するきっかけを生んだことでも有名です。

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その他のオーディションの合格率はどれくらい?

オスカープロモーション オーディション 合格率画像引用元:PAKUTASO

基本的に応募者総数などの情報は大規模なオーディションが開催された時に公表されることが多いです。オスカープロモーションが主催するものに『美ジネスマン&美ジネスウーマンコンテスト』がありますが、この大会の合格率や倍率はどれくらいなのでしょうか?

2014年5月に開催された『第2回美ジネスマン&美ジネスウーマンコンテスト』では、17歳~40歳までの男女からの応募が17,496通も集まりました。その中から一次審査と二次審査を経てグランプリ候補者となったのは20名であり、最終的にグランプリを受賞したのは2名でした。

特別賞やマルチメディア賞を含めると計6名が選ばれたので、合格率は約0.034%になり、倍率は2,916倍になります。もちろん選ばれた6名はオスカープロモーションに所属しています。合格率や倍率は『全日本国民的美少女コンテスト』と比べると高いことは分かりますよね?

とはいっても、結局合格率が0.0099%のコンテストでも0.034%のコンテストであろうと、結局のところ合格するための方法は「合格できる人だったら合格できる」という答えしかありません。10%と20%では確率が多く変わりますが、コンテストの合格率レベルになってくるとほとんど変わりません。

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『全日本国民的美少女コンテスト』に合格するために

『全日本国民的美少女コンテスト』では12歳~20歳までの美少女に応募資格が与えられていましたが、オーディションに合格する以前に、まずは自分が“美少女の要素”を持っていることが条件になります。オスカープロモーションが掲げる美少女であるべき要素は以下の5つです。

1.圧倒的な輝きを放つ美しい容姿
2.豊かな知性と品位
3.秘められた神秘性
4.永遠の美しさを感じさせる個性
5.女性としてのしなやかさ・やさしさ

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オスカープロモーションといえば美少女というイメージが定着している今、「オーディションの合否は顔やスタイルだけではない」という甘い世界では無いことが分かります。やはり美少女として第一とされるのはルックスであり、先天的な要素に左右されてしまうことが現実です。

ルックスに加え次に必要となるのが育った環境であり、いわゆる性格の部分に強く関連します。仕草や言葉使いに知性と品位が感じられなければ選ばれることはありません。神秘性とはつまり『高嶺の花』とされる女性のことであり、『永遠の美しさ』とは米倉涼子さんのような、いくつになっても美しい女性のこと。

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副社長・鈴木誠司氏が語る『選ばれる美少女の条件』

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『全日本国民的美少女コンテスト』でグランプリを受賞するためには先ほど挙げた5つの最低条件が必要になるわけですが、これはあくまでコンテストに参加できる資格のようなものであり、合格できるかというと別の話になります。

ではどういった女性であればグランプリを受賞することができ、審査員は何を見て受賞者を決めるのか。この件に関して、過去にオスカープロモーションの副社長・鈴木誠司氏がとある取材で『合格できる子とできない子の決定的な差』について語ったことがありました。

鈴木誠司氏によると、「コンテストでグランプリを受賞できるのは彼女達の“親”によって決定する部分もある」というもの。理由は簡単であり、コンテストを受けた美少女達の親の容姿や立ち振る舞いを確認することで、美少女達の大まかな将来性(ビジョン)が見えるのだそうです。

例えば外見的な要素として、親の容姿や体型が太っていたりすると、その家庭の生活リズムや食卓が容易に想像できるのだとか。他にも親の立ち振る舞いが悪ければ子供に対する躾(しつけ)がどのようなものかも想像できるため、親に問題があれば、コンテストに合格することは難しいのかもしれません。

武井咲が語る必勝法や剛力彩芽のスカウト秘話

『全日本国民的美少女コンテスト』の合格方法というものは無く、小手先のテクニックで合格できるほど甘い世界ではありません。2006年の第11回大会でマルチメディア賞・モデル部門賞のW受賞を果たした武井咲さんは「履歴書に貼る自分の写真をどれだけ綺麗に撮るかにこだわった」という必勝秘話を語ったことがありました。

だからといって綺麗な写真を撮るだけでオーディションに合格できるわけではありませんが、オスカープロモーションには『全日本国民的美少女コンテスト』で何かしらを受賞しなくても所属できることもあります。例えば剛力彩芽さんは二次審査の段階で落選してしまったものの、その会場内にてスタッフにスカウトされ所属が決まりました。

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オスカープロモーションのスカウトマンがいる場所はどこが多い?

グランプリ受賞者=人気者になれるわけでは無い

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オスカープロモーションといえば米倉涼子さんや上戸彩さん、そして武井咲さんや忽那汐里さんといった女性のイメージが強いと思いますが、実はこの4名はグランプリ受賞者ではありません。上戸彩さんに関しては社長だけが「この子は確実に化ける」と確信したことにより審査員特別賞になったという逸話があります。

米倉涼子さんが参加した1992年の第6回大会では佐藤藍子さんがグランプリを受賞したものの、当時審査員の多くが米倉涼子さんのオーラや堂々とした立ち振る舞いに特別なものを感じており、急遽その場で『審査員特別賞』を用意したようです。

ちなみにあの橋本マナミさんも1997年の第7回大会で演劇部門賞を受賞していますが、彼女は別の事務所(アービング)に所属しています。このように『全日本国民的美少女コンテスト』でグランプリを受賞しなくても人気者になった方は数多くいるのです。

もちろんグランプリを受賞することでオスカープロモーションへの所属は約束されていますが、そこから活躍できるかは本人次第です。オーディションに合格するだけでも相当な難易度ですが、晴れて事務所への所属が決まっても、数多く存在する芸能人の中からスターへとなるには更に狭き門を通ることになります。

オスカープロモーションに受かる方法は自分次第

オスカープロモーション オーディション 合格率

というわけで今回はオスカープロモーションのオーディションの合格率について紹介していきましたが、やはり最大手の芸能事務所なだけあって相当に厳しい合格率や倍率であることが分かりました。しかし、これら合格率や倍率が理由でオーディションへのチャレンジ心を失わないようにしたいところです。

オスカープロモーションのオーディションや『全日本国民的美少女コンテスト』に受かる方法は一切ありませんが、唯一ライバルよりも有利になるものといえば“外国語が話せる方”のようです。現在では世界で活躍できるタレントを求める芸能事務所も多く、例としてはアミューズ所属のホラン千秋さんやディーンフジオカさんのような方になります。

もしオスカープロモーションへの所属を目指しているのであれば、オーディションへの応募資格がある年齢の間に何か一つ外国語を話せるようにしておきたいものです。ネイティブレベルやペラペラレベルではなくとも、日常会話が少しできる程度であれば問題無いという芸能事務所が多いので、そこまで難易度が高いわけではありません。

大手芸能事務所の中でも特に所属&人気者になるまでかなりの狭き門とされるオスカープロモーション。しかし、それだけに待遇(見返り)は非常に大きく、売れっ子になれば高級マンションの家賃はもちろん、エステ費用や兄弟の学費を全て代わりに負担してくれます。簡単では無い世界ですが、何事もオーディションに応募しなければ始まりません。自分の行動力を発揮して挑戦していきましょう♪